学生の本業 ページ3
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インハイから１週間経った頃
私たちは高校生の青春盛りである夏休みを目前に控えていた
授業中だというのに暑すぎて集中できない
リボンを緩めてボタンを２つ外して下敷きでパタパタと扇ぐ
何故かこの教室だけクーラーが壊れているようで汗は止まることなく流れ続ける
「暑すぎじゃね？」
「それな そろそろ死んじゃいそう」
「お前が死んだら男バレどうすんだよ」
「どうにかなるって」
隣の席の清水くんとコソコソ話す
彼はバスケ部の部長を務めている
バスケ部は既に３年生が引退しているようで世代交代が完了しているらしい
彼とは１年生の時もクラスが一緒でそれなりに仲良くしてもらっている
まだ部活を決めてなかった頃はバスケ部にスカウトされたりしたけど結果的に断ることになってしまった
それでも仲良くしてくれるあたり良い人だ
清水くんとコソコソ話しながら授業を受けていれば意外と時間は早く流れて昼休みになった
「成瀬 中庭行こー」
「こんな暑いのに外行くの？」
「中庭なら日陰になってるから」
ぐだる私の手を引いて強制的に教室から連れ出される
サッパリとした黒髪のショートカットがよく似合う彼女の名前は
彼女もまたバスケ部に所属している
周りの目を気にしないタイプの彼女はスカート丈も長いし半袖シャツの下に派手な色のスポーツTシャツが透けている
なんだよその｢勝った方が勝負｣って…
勝った方が正義とかじゃないの？
だけど私は彼女のそんなところが好き
私が間違ったことをしたらすぐに咎めてくれるし良いところは素直に褒めてくれる
彼女のような真っ直ぐな人間は数少ない
斉藤に手を引かれて廊下を歩いていると向こう側から頭一つ抜けた２人組を見つけた
…古森と佐久早だ 相変わらず仲良いな
「話しかけなくていいの？」
「うん 大丈夫」
古森がブンブン手を振ってくるから私も手を振り返す
佐久早も私に気付いたみたいだけど特に何もしてこない
…冷めてんなアイツ
数日前自分が言われた言葉がフラッシュバックしてきた
＿＿＿＿それにしても凄い人気だ
背も高くて顔も整っている２人は学校でかなり人気がある
清水くんも爽やかイケメンで人気があるけど彼らには勝てないようだ
集まっていく男バレファンに囲まれて佐久早はこの上ないほどの顔を歪めている
面白いから写真を撮っておいた
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らおう - ほんと俺に面白かったです！！これからも頑張ってください！！ (2021年6月20日 17時) (
レス) id: 167c20847a (このIDを非表示/違反報告)
Rena．(プロフ) - 稲荷崎のジャージって赤系の色だった気がするのですが… (2020年7月29日 20時) (レス) id: 1c1efba1d7 (このIDを非表示/違反報告)
rye(プロフ) - 46ページの鴎台の台が対になってますよ、！ (2020年5月3日 18時) (レス) id: 17d389d2ff (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - 更新ありがとうございます！続き楽しみにしてます！ (2020年4月29日 9時) (レス) id: 204a8dc5ce (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 犬になりたいさん» ありがとうございます！やはり夢がある女の子はかっこいいですよね！更新頑張ります！ (2020年4月28日 17時) (レス) id: f0730c5fd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年4月19日 21時
