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49話 ページ50

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完全に油断してしまった


相澤先生を先に捕まえてしまえば彼より機動力の低いセメントス先生を見つけることは簡単


だから分身を使って相澤先生の居場所を特定したんだ



そこまでの流れは完璧


けれど今は最悪の状態に陥っている




まさかセメントス先生が自ら私の元にやってくるだなんて想定外中の想定外だ


セメントの大波に飲み込まれたせいでここがどこなのかも分からないし体中あちこちをぶつけて痛い




セメントで作られた壁に完全に閉じ込められてしまっている



太陽光爆撃で壁を壊そうにも根本的に太陽光を吸収出来ないから無理


闇個性は物理的な攻撃に向いてない


対人確保などに向いているけれど固いものを壊すなどといった破壊力は持ち合わせていない


つまり個性を使ってここから出ることは不可能だと言える




どうしたらよいか分からないのでとりあえず壁をペタペタと触って大体の箱のサイズを確認することにした


するとグニャと音を立てて天井からカメラが現れた


このカメラで私の行動を確認するということなのだろう






「…こんなの無理ゲーでしょ」




最悪の状況に溜め息が出る


先生たちはまだ試験を続けているつもりらしいけど私からしたらもうこれ以上何もする事は出来ない


たくさん作っておいた分身もセメントス先生の攻撃によって全部消えてしまった


攻撃源の太陽光も届いていない






手も足も出ない状況をこれ以上どうしろと言うのだろうか


力任せに壁を蹴ったり殴ったりしてみるけどビクともしない 当たり前だけどね







最悪は重なるもので 私がいる箱は真っ暗闇になっている

手を壁につけてないと動けないほどだ



あのカメラは暗視カメラなのだろう



別に私は暗闇が苦手ではないし閉所恐怖症とかでもない


けれどやはりこんな所に1人で閉じ込められれば私だって怖い







昔 1度だけ同じような状況に陥ったことがあった



お父さんとかくれんぼをして 押し入れに隠れたら出られなくなってしまったのだ


幼かった私は怖くて怖くて声を殺しながら泣いていた



いや 怖すぎて声を出すことさえも助けを求めることさえも出来なかったのだと思う



いつまでも1人で閉じ込められて誰も私に気づいてくれないんじゃないかと思った



けれどあまりにも私が見つからないことに違和感を抱いたお父さんはお母さんと一緒に私を探して見つけてくれた



やっぱり両親は私の1番のヒーローだった

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名無し - もうめちゃくちゃ好きです!!!!!(大声) (3月2日 2時) (レス) id: b192d8cc99 (このIDを非表示/違反報告)
朔月 - 夢主と轟が同率1位なら爆豪は三位になるのでは? (2月27日 18時) (レス) id: 1d90d43033 (このIDを非表示/違反報告)
- 夢主かわいいかよ (2月23日 21時) (レス) id: b1b8613275 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 黒武さん» 暖かいコメントありがとうございます!夢主様がヒーローデビューするまでしっかりと見届けたいと思っているので続編ともに今後もご愛読よろしくお願いします! (2月15日 8時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 主ちゃんの派閥妹感すごいかわいいです…。頑張って強くなって、良いヒーローになってほしいです!更新頑張ってください。続きが楽しみです! (2月15日 0時) (レス) id: 82ef289687 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ばぐ | 作成日時:2020年2月9日 11時

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