22話 ページ23
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私の両親はプロヒーローだった
母は Lightヒーロー ミカエラという名で活動していて
父は 暗黒ヒーロー ツキアカリという名で活動していた
父はオリコンチャートにもランクインする程の人気ヒーローで母はそこまで有名ではなかったけれど地元では人気のあるヒーローだった
言わずもがな私の憧れであり誇りだった
2人の間に生まれた私は2人の個性を見事に受け継ぎいわゆる強個性を手に入れた
そんな私がヒーローを目指すことは最早 当たり前で父と母の事務所に入ってサイドキックになるのが夢だった
厳しいけれど優しい父と母は毎日時間を割いて私に稽古をつけてくれた
おかげで小学4年生の頃には申し分ないほどの技術を身につけていた
悪夢のような現実を突きつけられたあの日はまさに私の誕生日だった
私の11歳の誕生日
毎年恒例の母手作りのケーキに私の好物のオムライスが食卓に並んでいた
両親に笑顔でお祝いしてもらって私は世界で1番幸せだったと思う
夕ご飯を終えケーキを母が切っている時 父の携帯に電話がかかってきた
｢この近くの街に敵が現れたから2人とも緊急出動してほしい｣
どのことだった
2人は少し悲しそうな顔をしていた
私の誕生日なのに出動しなければならなかったからだろう
けれど両親は私の憧れであり誇りであったから私は止めなかった
いつも通り だいたい2時間くらい待てば帰ってくるだろうと思ったからだ
父と母はケーキを切っていた手を止め すぐに家を飛び出して行った
私は家で2人の帰宅を待っていた
目の前に置かれたプレゼントの中身も気になったけど両親と一緒に開けたかったから我慢した
2人が帰ってきた時 すぐにケーキを食べられるように切りかけだったケーキもちゃんと6等分にしておいた
疲れているだろうからお風呂掃除をして浴槽にお湯を沸かしておいた
寝落ちしても大丈夫なように布団を3つ並べて敷いた もちろん真ん中は私になるように
待てども待てども2人は戻ってこない
今までそんなことは無かったから私はひどく不安になった
不安を隠すようにソファの上でクッションを抱きしめて耳をすまして待っていた
けれども2人が家に帰ってくることは無かった
結局 一睡も出来ずに待っていた私は突然なった家のチャイムに飛びつくように扉を開けた
そこに立っていたのは両親ではなく警察の人達だった
そして両親の死を告げられた
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名無し - もうめちゃくちゃ好きです！！！！！（大声） (2020年3月2日 2時) (
レス) id: b192d8cc99 (このIDを非表示/違反報告)
朔月 - 夢主と轟が同率１位なら爆豪は三位になるのでは？ (2020年2月27日 18時) (レス) id: 1d90d43033 (このIDを非表示/違反報告)
巻 - 夢主かわいいかよ (2020年2月23日 21時) (レス) id: b1b8613275 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 黒武さん» 暖かいコメントありがとうございます！夢主様がヒーローデビューするまでしっかりと見届けたいと思っているので続編ともに今後もご愛読よろしくお願いします！ (2020年2月15日 8時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 主ちゃんの派閥妹感すごいかわいいです…。頑張って強くなって、良いヒーローになってほしいです！更新頑張ってください。続きが楽しみです！ (2020年2月15日 0時) (レス) id: 82ef289687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月9日 11時
