18話 ページ19
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話を進めながら昼食を楽しんでいると突如ブザーが鳴り響いた
セキュリティシステムがどうやらこうたらと放送が流れている
食堂にいた先輩たちも慌てた様子で避難しようと動き始めた
「これってまずいの？」
「どう考えてもそうだろ！！」
「上鳴くん アホなの？」
「ウェーイ！」
あまりにも周りが焦りすぎて1周まわって冷静になってしまう私たち
避難しろと放送で指示されたので命令通り私達も避難することにした
ただでさえ食堂は人が多く集まっていた為 一度に移動し始めると大惨事だ
どこを見ても人だらけ
皆より少し背が低い私はすぐに人混みに紛れてしまう
「わっ…待って…！」
必死に手を伸ばすけど無情にも届かない
4人もそれぞれ人に溺れていて私に気づいていないようだった
ドンドンと波のようにやってくる人に飲み込まれて自分がどこにいるのか分からなくなってしまう
すると 私の手を誰かが掴んで転びそうになっていた私を助けてくれた
ぱっと顔を上げると見慣れた顔があった
「口田くん…！」
大人しい性格と個性故に声を出してはくれないけど彼もヒーローなんだ
「助けてくれてありがとう」
感謝の意を伝えると｢大したことない｣と手を振りながらも嬉しそうにしてくれる
結局その後 人混みが収まるまで口田くんが支えとなって私が人波に連れていかれないようにしてくれた
お礼をしたくて動物カフェの無料券を渡すとすごく喜んでくれた
食堂に戻ってお昼ご飯の続きを食べようと戻ると4人は探してくれていたようで私を見つけるとブンブンと手を振っていた
「大丈夫だったか？」
「うん 口田くんが助けてくれた」
「口田 あいつ漢だなぁー！！」
「気付けなくてごめんな！」
「何勝手にいなくなってんだよ！！！」
今回は瀬呂ママの出番なかったねと笑えば4人ともお腹を抱えて笑った
私は残して蕎麦を食べようと箸を持ったけど麺が伸びちゃってて正直 美味しくなくなってた
残すわけにもいかないから悪いなぁと思いながらもお茶で蕎麦を無理やり胃に注ぎ込んだ
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名無し - もうめちゃくちゃ好きです！！！！！（大声） (2020年3月2日 2時) (
レス) id: b192d8cc99 (このIDを非表示/違反報告)
朔月 - 夢主と轟が同率１位なら爆豪は三位になるのでは？ (2020年2月27日 18時) (レス) id: 1d90d43033 (このIDを非表示/違反報告)
巻 - 夢主かわいいかよ (2020年2月23日 21時) (レス) id: b1b8613275 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 黒武さん» 暖かいコメントありがとうございます！夢主様がヒーローデビューするまでしっかりと見届けたいと思っているので続編ともに今後もご愛読よろしくお願いします！ (2020年2月15日 8時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 主ちゃんの派閥妹感すごいかわいいです…。頑張って強くなって、良いヒーローになってほしいです！更新頑張ってください。続きが楽しみです！ (2020年2月15日 0時) (レス) id: 82ef289687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月9日 11時
