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そして、私とロンジュンは駅の近くのショッピングモールにあるカフェに来た。
そのカフェは今、いちごフェアをしていて、私がずっと来たかったところ。
「ね、ね、ロンジュン！これ美味しそう！」
RJ「俺はタルトかショートケーキかな…」
「ええ、もうどっちも食べようよ！」
RJ「Aみたいに金無いんだよ、笑」
「私だってあんまりお小遣い貰えないし！」
結局、私はいちごのパフェ、
ロンジュンはいちごのタルトを頼むことにした。
「てかさ、なんでこのお店なの？」
「私ずっと来たかったんだよね。」
RJ「うん、知ってる。」
「え？」
RJ「Aが行きたいってジェミンに言ってたの聞いたから連れてきた。」
「…まじ？」
RJ「まじ。」
聞いてるとは思わなかったな…
なんか、私の話聞いてるって、ちょっと恥ずかしい。
RJ「…もしかして、もう来たことあった？」
「いや、来たことは無いし、すっごい嬉しいよ！」
RJ「そっか、よかった。」
そう話していると、すぐにタルトとパフェは届いた。
1口、パフェのいちごと生クリームを食べる。
「んっ、美味し…やば。」
RJ「こっちも美味い、1口食う？」
…これは、少女漫画とかでカップルがよくやるあれ？
あーん、とか、交換、とか。
RJ「はい、パフェ貰うな。」
だけど、ロンジュンはタルトを皿ごと私の方に持ってきて、パフェを自分の方に移動させた。
…期待したの、恥ずかし。
RJ「…もしかしてA、あーんとかそういうの、期待した？」
「…してないし。いただきます。」
ロンジュンのくせに、
そう思いながらタルトを口に運ぶと、甘酸っぱい味が口いっぱいに広がった。
「んー、美味し！」
RJ「そりゃ良かった、笑」
ロンジュンは食べないのかな、
そう思い、ロンジュンの方を見てみると、私の方を見て微笑んでいた。
少し、胸が跳ねる。
「ロンジュン、どうしたの？」
私がそう聞くと、
RJ「美味しいいちごタルト食べれて、
可愛いA見れて、幸せだなって。」
と、私の目を見つめてそう言った。
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作者名：ひょな | 作成日時：2021年1月20日 0時
