44 ページ44
.
今日の授業が全部終わると、セフン先生が
SH「キムさん、ヤンヤンくんに学校案内してあげてくれない？」
と、頼んできた。
セフン先生の頼み事を断れるわけないでしょ。
「はい！任せてください！ヤンヤンいくよ！」
YN「うん！荷物教室でいいよね？」
「多分戻ってくるしいいよー」
SH「じゃあキムさん、よろしくね。」
「はい！お礼はデートでお願いします！」
SH「チャニョル先生に頼んだらデートしてくれるよ」
「え、まじですか！」
SH「はは、嘘だよ。多分。」
「冗談言う先生もかっこい！！！！」
セフン先生にデレデレしていると、手がぐいっとひかれた。
見ると、ヤンヤンが私の腕を掴んで、さらっと手を繋いできた。
YN「先生、僕時間ないんで。A、行こ！」
「えっ、あ、セフン先生、今度デートしましょうね！行ってきます！」
SH「…青春だね、、」
ヤンヤンは歩き出して、私もそれと同じように歩く。
…青春なのか？
YN「ほら、早く説明してよ、Aちゃん？」
「わ、ちゃん付けは笑える 笑」
YN「もっと呼んであげよっか、Aちゃん」
「うわ、鳥肌たつわ！」
YN「失礼な小娘だな〜」
とりあえず、1階にある教室と職員室をざっと説明する。
何故か手は繋いだままだけど。
そのまま大した教室のない西棟を紹介して、東棟まで連れていく。
「こっから理科室とかコンピュータ室とかそういうの続くよ。」
YN「じゃあ中国語のとこもこっちなの？」
「そう！よくわかったね！」
私の学校は外国語を中国語で選択している人は移動教室なのだ。どんまい。
ていうか、
「ヤンヤンって中国語できるから英語選択するの？」
YN「ん〜、迷ってるかなぁ。」
「なんで〜、中国語習っても意味無くない？」
YN「だって俺、英語も話せるもん。」
「…ん？」
YN「なんならドイツ語も話せるよ？」
「レベチかよ！うわ、テスト余裕じゃん〜」
YN「Aに英語教えよっか？」
「まじ！？あ、でも英語教えてくれる人は結構いるんだよねぇ。」
YN「じゃあ余裕？」
「いや、全くできない。」
YN「やば、笑笑」
母国語話せたらいいでしょ、うん。
そんなことを話していると、例の中国語教室に着いた。
そして、中から聞き覚えのある声が聞こえる気がする。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 504人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NCT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひょな | 作成日時：2021年1月20日 0時
