放課後の出会いは唐突に。 (ページ42)

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ゆっくりとロンジュンと並んで歩く。

ただ、私の口からは

「ロンジュンの馬鹿野郎まぬけ星人。」

という言葉が何回も出ている。

まあ、間抜けなのに間違ってはないでしょ。

RJ『だからなに？馬鹿野郎まぬけ星人って！』

「ロンジュンはまぬけなの。」

RJ『別に俺はまぬけじゃない！』

「はいはい分かりましたよー」

我ながらそこそこ良いネーミングセンスだな。

そんなことを考えながら歩いていると、ジェミンからメッセージがきた。

「ナナからだ。...ロンジュン、襲ってない？心配...だって。」

「ロンジュンってすごい扱い受けてるね。どんまい！」

RJ『ジェミン、、覚えとけ。』

「とか言ってロンジュンが忘れるパターンじゃん。」

RJ『ばれた。』

それにしても、静かな道を2人で歩くのは少し、ほんの少し緊張してしまう。

誤魔化すために私はガサツな女になっちゃったのかな。

まあなんでもいいけど。

「ねえ、まぬけンジュン。」

RJ『おい、略すな！！いい加減覚えなさいー』

「はいはい、すみませんー」

RJ『で、なんだよ。』

「入学してから何回告白された？」

RJ『500』

「嘘言わないでよ笑」

ガチでロンジュンなら500回告白されそうだからやめてよ。

私とか2回だけなのに。起こるぞ！

RJ『そう言うAは何回？』

「え、200。」

RJ『2回の間違いじゃなくて？』

「...なんで知ってんの。ストーカー？」

RJ『ちがうわ！さっき独り言で言ってただろ笑』

RJ『私とかぁ、2回だけなのにぃ！おこるぞぉ！つってな笑笑』

ロンジュンは、高い声を出して私のモノマネ(？)をし始めた。

そんな語尾伸びてないんだけど。きもいぞ。

RJ『俺告白された回数はAより多いもんー！』

「そんな当たり前のこと比較しないでよ笑」

RJ『...まあ、ジェノとジェミンには負けるけど。』

「それも当たり前だよ笑」

RJ『おい！笑笑』

そして、相変わらず私たちは家まで追いかけっこをしたのであった。

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