幼なじみ2

甘えた ページ14

A『あっ神谷さんとお兄ちゃんだー！』


勢いよく手を振ってくるAに戸惑いながら手を振り返した。


神谷『いつから小野くんはAのお兄ちゃんになったの？』


小野『いや…覚えはないんですけど』


A『えぇー、由布院は呼びづらいからお兄ちゃんでいいよって言ったじゃん』


湯布院…お兄ちゃん…


A『うそつき！！！』


泣くふりをするA、

頭をフル回転させている小野をニヤニヤしながら見ている神谷。


小野『ﾊｯ！！思い出した！お兄ちゃんだよー！』


神谷『…』


小野『なんですかその目は』


神谷『小野くんってそういう趣味あったんだ』


小野『違いますよ！Aが言ってるのはCDのことでしょ？』


A『ほら今ちょうど』


じゃじゃーん！っと効果音がつきそうな出し方でドヤ顔をしているA…可愛い


小野『おぉー買ってくれたんだ。ありがとうね』


A『いえいえってことではい』


笑顔でCDを渡される


A『サインお願いします』


神谷『こいつちゃっかりしてんな』


小野『お兄ちゃん頑張っちゃうよー』



いつもはなんだかんだ弄られる俺だけど、たまに見せる甘えたAも可愛くていい

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