ずっと寄り添って (ページ16)

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黙秘ページ16

Mside

ピリピリした坂本･井ノ原と泣いているゆっきーをあやすように優しい言葉を掛ける長野。

カミセンは何も言わず、楽屋の端っこに固まった。

坂本『なぁ。何があったんだよ。』

椅子に座り、井ノ原に話を聞く。

井ノ原『なんもねぇーよ。』

坂本『なんもねぇーことねぇーだろ。

胸ぐら掴んだぐらいなんだかさ』

井ノ原『なんもねぇーって』

未だ俯いたまま。

坂本『ゆっきー、何があった？』

井ノ原『ゆっきーは関係ねぇよ。』

ゆっきーという言葉に反応し、俯いたままの顔を勢いよくあげた。

坂本『じゃあ話せよ。

話さねぇーと謝りに行けねぇだろーが』

井ノ原『俺は悪くねぇーよ。』

坂本『手出しといて何が悪くないだ。

いい加減にしろよ。

何やったか分かってんのか』

とうとう我慢しきれず立ち上がった坂本に井ノ原も負けじと立つ。

井ノ原『苛立ったから胸ぐら掴んだだけだろ』

坂本『本気で言ってんのか』

ゆっきー『やめて！！』

悲鳴のような叫びに全員の視線がゆっきーに移る。

ゆっきー『…よしくんは悪くない…』

長野『ゆっくりでいいから何があったか話してごらん』

ゆっきー『…私が悪いの…

私がジャニーズだから…

私が女だから…』