昔のトラウマ ページ15
you side
スタッフ『最近さ、氷崎調子乗ってるよな。』
スタッフ『まぁよくテレビ出てるし』
スタッフ『でもそれって、事務所のおかげでしょ』
スタッフ『そーだな。』
久しぶりに聞いた。
デビュー当時良くあった嫌がらせや陰口。
女だから…ジャニーズだから…慣れていたはずなのに…
久しぶりに聞いてどうしていいか分からない。
あの時はどうやってたんだっけ?
井ノ原『ねぇ誰のこと?』
スタッフ『えっ…あっ…』
急に出てきた井ノ原にスタッフ達がおどおどし始める。
なぜならいつもと違って黒いオーラで溢れていたから。
そして胸ぐらを掴んだ。
ゆっきー『やめてって。』
必死に剥がそうとするけどやっぱり叶わない。
井ノ原『人の陰口言うのは勝手だと思うけど、メンバーの陰口言ってる奴がいるならただじゃおかないから…』
スタッフ『…』
井ノ原『意味わかるよね?
直接上に掛け合ってもいいんだよ?
もしかしてまだ言い足りない?
まだ言い足りないなら名前教えてよ。
そしたらいくらだって言っていいよ。
その瞬間職を失うことになるだろうけど』
相手に答えさせる時間は与えず、質問攻め。
終いには脅しとも取れる言葉。
何も答えることが出来なくなったスタッフ達は俯いたまま。
井ノ原『知らないみたいだから教えてやるけど、ゆっきーの方がよっぽど努力してるし、自分の仕事に誇りを持ってやってんだよ。
人の悪口言って相手を傷つけるようなクズじゃないんだよ。』
ちょうど坂本と長野が通りかかりよしくんを止めた。
どうしていいか分からず泣いてしまった私を長野くんが楽屋まで連れていってくれた。
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作者名:よっちゃんvvv | 作成日時:2018年2月9日 0時