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魔法省の入口で両親と待ち合わせし、その足で「大事な話をする」という彼のために四人で家に行こうとしている。
『あ、あの…お名前は?』
「五条悟です。よろしくね、Aちゃん」
『あ、はい。…ご職業は?』
「こんな見た目でも教師してるよ。高校生を教えてる」
『へえ、その見た目で…』
「え??」
そんなのほほんとした会話を断ち切るように、Aの母親が痺れを切らし「大事な話って…?」と聞く。
それから聞くことに三人が驚くことはなかった。
Aがみたのは呪霊と呼ぶものだとか、それが人に被害を負わせるだとか。世の中には見える人間と見えない人間がいるとか。
彼らも普段同じような世界に生きているからだ。常人が想像もつかないような、まるで物語の中のような世界に生きているから。
「Aちゃんが祓ったのは相当強い呪霊なんです。あのまま行くと人が大きな被害を受けていたような、そのレベル」
『私、ただ戦闘呪文かけただけですけど…』
「そう。Aちゃんは何気なくやっただけだけど、相当すごいことをしているんだ」
自身の杖を見て、信じられないような顔をするA。
信じられなくても、彼女が呪霊を祓ったのは事実。間接的に人を救ったのも事実。
「もし君が良ければ、ご両親に許可をもらえたら。ぜひ高専に来て呪術師になってほしい」
そう聞くと、Aは考え始める。
数分たって、彼女はようやく答えを出した。きっと人生を決めるような選択を、迷いのない目で。
『なります、呪術師』
はっきりと言い放った。
「…A、本気なの?」
『もちろん』
「学校は?」
『辞める』
「…クィディッチは?選抜もうすぐじゃない」
『受けないよ』
「A、もうすぐ監督生なれるのよ?」
『…もういいの、』
「でも…」
『いいから!私がやりたいって言ってるの!』
A母親に反抗したのはきっとこれが初めてだ。
うっすら涙を浮かべて、母親に怒鳴って。それをみながら、彼女の父は数年前のことを思い出していた。
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れもん - 好きです!(ゑ)更新待ってます!! (2021年4月23日 18時) (レス) id: 46613accf8 (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - もち米の化身さん» すごく嬉しいですありがとうございます> <!飽きてなかったですか、よかったです笑 (2021年3月22日 23時) (レス) id: c1887ad742 (このIDを非表示/違反報告)
もち米の化身 - 面白いですね!あと、飽きませんよ! (2021年3月21日 23時) (レス) id: 356bd7e73b (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - ムスメ3さん» 世界がガッツリ!ってわけではないです!呪文、出身校、家柄、両親の仕事ぐらいですかね。わかりづらかったらごめんなさい泣 (2021年2月14日 21時) (レス) id: c1887ad742 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - 初めましてこんばんはもしかしてハリ〇タの要素あり的な感じですか? (2021年2月14日 21時) (レス) id: 43c62374c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なんなん | 作成日時:2021年2月6日 23時