助けなきゃ────by麻織 ページ29
姉貴帰ってくるの遅くね?
こっからコンビニまで五分くらいだよな?
もしかして絡まれてたりするのかな?
電話しても出ねぇし。
連れ去られ?
どうしよう。
不安になってきた。
もし連れ去られてたとしたら─────ピロロロロロ
だ、誰だ?
「姉貴」
姉貴からだ!!
『もしもし!!姉貴どこにいんだよ!!』
「あー。家族の人かな?」
知らない男の声。
姉貴な訳がない。
『誰だ..。』
いつもより声を低めに、怒った声で。
ほんとは不安で一杯だけど、今は多分姉貴の方が不安で恐いだろう。
「弟くんかな?今ね君のお姉さん預かってるんだ。」
『どこにいる。教えろ。』
「教えてあげるよ。**区の・・にいるよ。」
廃工場?なんでそんなところに.....?
「早く来ないと、殺しちゃうかもよ?大事なお姉さんを。」
『くっ。今すぐ行く。』
ブチッ。電話が切れた。
クソ。あの馬鹿姉貴。
どこまで心配かけりゃ済むんだよ。
─────────助けに行くからな。
私は携帯と財布と万が一のためにナイフを持って部屋をでだ。
麻織)「神谷さん。少し出てきます。」
神谷)「こんな時間にどこに行くの?」
麻織)「.....を.....にいくから。」
下野)「え?聞こえない。」
麻織)「姉貴が誰かに連れ去られました。探しに行って来ます。」
私はそれだけを伝えると逃げるように走った。
あの男が指定した場所に。
走って走って走りまくった。
麻織)「はぁっはぁっ。姉貴どこにいんだよ。」
?)「どうしたん?そんなに息切れして。」
ひっ。
怖い。怖い。誰か。
?)「大丈夫?麻織?」
この独特な訛りかた。
センラさん。
麻織)「センラさんっっっ!!!」
セン)「どうしたん。」
麻織)「センラさん。姉貴が.........。」
セン)「探しには行かれヘンけど、
知ってそうな人に連絡入れとくわ。」
麻織)「ありがとう...ございます。」
ようやくついた。
あの男が言っていた廃工場。
でも....無駄にがたいのデカイ人が何人もいる。
でもここまで来て命なんか惜しくない。
姉貴を助けるんだ!!!
待っててな。
────お姉ちゃん────
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
久しぶりの更新でございまする。
最後の最後で呼び方が変わった!!
どうなる!?
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麻織(プロフ) - 累さん» ご指摘有難うございます。すぐになおさせていただきます。私の確認不足ですね。すみません。以後気を付けます。有難うございました。 (2018年1月2日 11時) (レス) id: 82065f92d9 (このIDを非表示/違反報告)
累(プロフ) - すみません。165cmの身長で30キロ台の体重は病気の類になると思います。突然意見失礼しました(>_<;) (2018年1月2日 11時) (レス) id: 54caa6f724 (このIDを非表示/違反報告)
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