上司 *J.O* ページ9
「A」『おかだ』
※会社員設定
・
「はぁー終わった…」
今日も残業。
まわりの同僚はみんな帰っている。
やっぱまだまだだなぁ…。
『おっ、Aさん、お疲れ様』
「あっ岡田先輩、お疲れ様です。」
この方は上司の岡田先輩。
同僚だけじゃなくみんな岡田さんの虜。
私なんて到底届かない存在。
『Aちゃんご飯食べた?』
「あっ、いえ。まだです。」
『じゃあ俺と行かない?まあただの居酒屋だけど笑』
「え、2人で…ですか?」
『うん。嫌だったら全然いいよ』
「いえ!行かせて…いただきます。」
『おっけーじゃあ行っちゃおう!』
居酒屋に着いてから岡田先輩とは簡単に打ち解けた。
「なんか、岡田先輩がモテる理由が分かります。」
『え〜そうか〜?』
「はい笑もう既に酔ってますね笑笑」
『じゃあさ〜、Aちゃんはどう思ってる?』
「はい?」
『俺の事、どう思ってる?』
「ちょっと笑笑酔いすぎですよ笑」
『本気で』
「そういうのは口説く時に使ってください」
『だから今使ってるやん』
今までに見たことないくらい真剣な眼差し
「っ…さあっ、もう帰りますか」
『お勘定はしてあるから。家帰ろ』
「えっ、ちょっ、岡田先輩っ」
半ば強制的に連れてかれた岡田先輩の家。
『ふふっ、来ちゃったね』
そこにあったのはさっきまでの岡田先輩ではない。
獲物を捉えるような目付きの岡田さんだった。
このまま身を委ねたのは2人だけの秘密。
・
58人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らん | 作成日時:2020年12月25日 17時