やきもち *Y.I* ページ7
「A」『いのはら』
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今日は私の家で映画鑑賞。
よしくんが激推ししてる映画を見てるんだけど…、
『いやーこの女優さんモデルみたい!』
なんて事をずっと言ってるの。
私が身長低いことを嫌だと思ってるの知ってるくせに。
『ほんっとスタイルいいよな〜』
「ごめっ、トイレ行ってくるね」
『え?え、ちょ待って、泣いてんじゃん』
抑えてたつもりだったんだけど…、
あーあ。子供っぽいな〜私。
「ごめんごめん笑なんでもないから笑」
『何でもなくないでしょ?何?』
「よしくんのせい…」
『え?』
「よしくんが…女優さんの事…綺麗って言うから…」
『あ……』
「私が背低いの知ってるくせに…やっぱ高s」
『違う違う違う!ごめんごめん!俺が悪い!』
「え…?」
『いや、これさ、健から貰ったのよ』
「健くん?」
『そう。この女優さん綺麗だよーって言われてさ…』
「そう…なんだ…ごめんね、子供っぽくて」
『俺こそごめん!Aが一番だから!信じて!』
「ふっ…笑ふふ笑」
『え、どうした?』
「いやっ笑なんかおもしろくなっちゃって笑」
『なんだよ〜それ〜!もうこれ見ない!』
「え!?なんでよ!」
『Aとずっといる!』
「ちょっ!重い重い!」
そのままずっと離してくれませんでした。
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作者名:らん | 作成日時:2020年12月25日 17時