自覚して *Y.I* ページ22
「A」『いのはら』
・
『…ははっ!それでさあ…』
今日はせっかくのお泊まりだというのに、
もうかれこれ30分、彼は誰かと電話している。
さすがに暇なのでコンビニでも行こうかな
鍵と財布だけ持って家を出ようとすると、
『ちょちょちょまってまって!!ごめんて!』
「ん?どうした?」
『もう帰っちゃうの…?俺が電話ばっかしてたから』
あ、勘違いさせちゃった、?
「違う違うコンビニ行くの!」
『はあ〜よかった。…その格好で?』
「え、うん。」
安心したのも束の間、彼の顔は急に曇った
その格好って…至って普通の白Tシャツにショーパン
『一人で行くつもりだったの?』
「うん…だってよしくん電話してたし」
『ばかじゃねえの!襲われたらどうすんのよ!』
「えー襲われないよ私なんか」
『A、もっと自分が可愛いの自覚して?』
『こんな格好されちゃ男は襲っちゃうよ?』
「んー…じゃあよしくんも行く…?」
『当たり前』
コンビニへの道もきっちりガードされて歩きました。
たったの数分なのにね、笑
『そんなに可愛いって思えないなら、毎日言ってやるよ』
・
終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←Make up *J.O*
58人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らん | 作成日時:2020年12月25日 17時