10.YOU ページ10
＊YOU
｢三宅さん、ありがとうございました｣
｢んーん。俺は知らなかったから、なーんにも出来なかったじゃん？
なんも、【ありがとう】じゃないよ｣
｢こうやって、私を励ます会に来てくれたじゃないですか！忙しいのに｣
｢それは、ただ、来たかっただけー｣
私の背中をトントンと叩きながらニコニコ笑う
｢お気をつけて｣
｢Aもね？｣
｢ん？まだ帰らないですけど、何に気を付けるんですか？｣
｢あの中に、ハイエナが紛れ込んでるから？笑
それじゃあね｣
私に顔を近付けて、ニヤリと笑ってから
手を振って帰っていった三宅さん
ハイエナ……
その言葉に、
ポンと、頭に浮かんだのは先日の
井ノ原さんとのキス。
知らず知らず顔に熱が集まった。
何を思い出してるの！
三宅さんを見送りながら、振り返ると
腕組みをして壁に寄りかかりながら私を見ている森田さんと目があった
ドキッ
鼓動が跳ねる
｢……なんで、赤くなってんだよ｣
｢え？！｣
｢……健のこと、好きなの？｣
｢えぇ！？そんなわけないです！！｣
全力否定した私に
｢ふーん｣
どことなく、嬉しそうに口角をあげた彼
｢ど、どうしたんですか？！森田さんも三宅さんのお見送りですか？！｣
｢んなわけねーだろ。きもちわりー。
なんで、俺がアイツを見送んなきゃなんねーんだ。｣
そう言いながらも、振り返った三宅さんに手をあげて、その後ろ姿を目で追ってる
……見送ってるじゃないですか、とは言わないけれど。
｢それじゃあ、私はお手洗いに……｣
歩きだそうとしたところで、
パシッと腕を掴まれる
｢え？｣
｢……出てきたら、そのまま抜ける？｣
………そのまま抜ける？
｢………え？｣
｢俺は、元々お前と2人で飯食いに来たかったんだよ。
……だから……｣
そんなことを口にしながら、私を見つめる森田さんの顔は
もう、私を【妹】と見ていないように思えて
心拍数ばかりが、上がっていく。
三宅さんの言う
【ハイエナ】は、いったい誰を指していたんだろう……
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花那(プロフ) - 西鶴さん» イノッチ贔屓でしたか😆同じですね💚ここまでお付き合いありがとうございました😊またよろしくお願いします❤️ (2022年3月18日 19時) (
レス) id: 6e09a5c586 (このIDを非表示/違反報告)
西鶴(プロフ) - こんばんは。花那さんと同じくいのっち贔屓の私です。いのっちエンドも剛くんエンドも最高でした！そして完結おめでとうございます。気が早いですが次回作密かに楽しみにしてます❤︎ (2022年3月18日 17時) (レス) @page37 id: 6dde35b37e (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - 西鶴さん» 返信遅くなってごめんなさい💦花那名義の方がなぜかコメント欄がエラーで返信出来ずなので、hana名義での返信です💦両パターンエンド進めておりますので、しばしドキドキしてお待ちを❤️💚 (2022年3月15日 17時) (レス) id: 9169b54294 (このIDを非表示/違反報告)
花那(プロフ) - 栞さん» 教えていただきありがとうございます！！外し忘れてたですー💦💦 (2022年3月13日 3時) (レス) id: 0608de9584 (このIDを非表示/違反報告)
花那(プロフ) - ひささん» いつも応援ありがとうございます！両パターン、いっちゃってみようと考えております😁ドキドキを提供出来るようガンバりますね💪 (2022年3月13日 3時) (レス) @page5 id: 0608de9584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花那 | 作成日時：2022年3月12日 13時
