GUILTY 3 #Go

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｢………こんばんわ｣



挨拶をした俺に



｢………どうも｣




気まずそうに、そう返した旦那





｢……奥さんに、お世話になってた者ですけど…わかります？｣




｢……あぁ……はい｣



不機嫌そうにボソッと返事をした



その態度に、イラッとする俺。




チラッと横に立つ女を見て




｢……仲良さそうっすね｣





｢………あぁ……｣





｢………誰？｣



旦那を睨むと



｢…………。｣



黙った。




｢………ユウト？……この人、誰……？｣



隣に立つ女が、旦那の腕を揺らした




マスク姿の"俺"に、気付いてないらしい女





マスクをずらして




｢……この男の嫁の元担当タレントです｣




口角をあげると




｢あ｣



驚いた顔をした女



そのあとすぐに、気まずい顔をした。




………ちゃんと、既婚者だってことは、認識してるみたいだな




｢森田さん！｣



深谷が追いかけてきた




｢あぁ｣




｢………お知り合い、ですか？｣




深谷が2人に不思議そうにしながら、会釈をした




｢……Aの旦那。と、その不倫相手と思わしき女？｣




｢え！？｣




深谷が目を真ん丸にした





｢………不倫、とか……人聞きの悪い言い方、

やめてもらえます？｣



旦那がボソッと呟いた




｢……違うの？｣




｢…………。｣




なんも言わねーのかよ。




｢こないだも、手繋いで歩いてたから、付き合ってんのかなーと思ってたけど？

じゃあ、なんなの？｣




｢………友だち、です｣




そう言った旦那の顔を、女が黙って見あげた




｢……友だちだって。いいの？

そう思ってる？｣



隣の女にそう聞いてみた




｢………。｣



黙って、男を見上げたままの女




｢………付き合ってようとそうじゃなかろうと、

どっちでもいいや。｣




｢…………｣





｢アイツ、どうしてる？｣




｢え？｣




｢………ちゃんと、飯食ってる？

ちゃんと……笑ってる？｣



そう聞いた俺に、驚いた顔をした旦那



｢………会って、ないんですか？｣




｢……会ってねーよ。

もう、俺のマネージャーじゃねーから。｣


会ってるとでも思ってたのか。



…コイツ、やっぱり俺とアイツのこと疑ってんのか。



だからって、コイツのしてることは許されることじゃねーけど。

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