【twst】忠犬先生は今日も元気。【男主】

マドル ページ35

放課後、人気のない教室に入れば呼び出した生徒の顔が目に映る。

『どうした、ジェイド・リーチ。授業での質問でもあるのか？』

そう聞けばジェイドはいえ、質問はありません。とキッパリと言い放つ。
質問でないのなら何なのだろう？そう考えながらも後ろ手に扉を閉めながら、ジェイドに近づいた。

ジェイド「…ひとつ、先生にお願いがありまして。」

『ほう、聞ける範囲でなら聞こう。』

謎の間を取りながらジェイドは慎重に

ジェイド「その脚のベルトに指を挟ませて頂いても？」

と真顔で言った。
脚のベルトの間に指を入れるということだよな…

『……つまり君にはそういう趣味があると？』

ジェイド「そう解釈して下さっても構いませんよ。」

ニコニコと読めない笑顔を浮かべるジェイドに、少し悩んだが、別に断ることでもなかったので了承した。

ジェイド「ではまず……」

ジェイドはなんと指を挟むだけではなく座ってるジェイドと対面になって膝立ちしろ。と指示までしてきた。
それは聞いてないぞ。と反抗的な目で訴えるも、してくれないんです？と煽られ、するしかなくなる。

ジェイド「私の肩に手を置いてくださって構いませんよ。」

遠慮なく肩に手を置かせてもらって膝立ちする。

ジェイド「では、失礼します。」

俺は何をしているのだろう。正直、こんなところ他の誰かに見られたらたまったもんじゃない。

『っ…！』

考え事をしていれば不意に内ももを撫でられビクリと体が揺れる。
…反射で手を掴んでしまった。

『……お触りは禁止だ。』

それは残念。と全く残念そうにない顔をして言われる。
指がベルトの間に侵入してくる。
……なんだか変な感じ…

ジェイド「これはこれは。……クセになりそうですね。」

『…なんでこんなことしようと？』

黙ってこんなことされているのもなんだか気まずいので、理由をとりあえず聞いてみる。

ジェイド「簡単ですよ。貴方の脚が綺麗で魅惑的だったからです。
上着を脱いで、しゃがんだ時のお尻も好きですよ。」

とんだ変態発言に言葉が詰まる。
…冗談なのか、冗談じゃないのか…
いや、冗談だと信じたい。

ジェイド「これ、今日のお礼です。どうか受け取って。」

そう言い、わざわざ丁寧にベルトに何かを挟んだ。
俺はやっと終わったと言わんばかりにジェイドの上をどく。

ジェイド「では、またお願いしますね。先生。」

そう言ってジェイドは教室から立ち去った。


脚のベルトには3000マドルが挟まれていた。

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