初授業レイトゥ! ページ3
ディンゴーン ディンゴーン
デイヴィス「おっと……A、本鐘がなってしまったぞ。早く教室へ迎え。分からないのなら送っていくが。」
『あぁ、すっかり話し込んでしまったね兄さん。魔法を使えば直ぐに着くから心配は要らないよ。また後で授業の手伝いの時に会おうね!』
なんの動作もなく魔法を発動する。
俺の家に魔法石は腕に着いているため、別にマジカルペンや棒状のものを降らずとも魔法を使うことが出来る。まぁ、いつもは警棒を振ってやっているが。
デイヴィス「…!もう行ったのか。全く、あいつの芸達者さには驚かせられるな。」
〜2年C組教室〜
「あの先生遅れてくんじゃね?もう少し話してよーぜ!」
「おうそうだな!」
『こら、先生が来ずとも本鐘が鳴ったら着席してお利口にしていろ。』
唐突に教壇に立つ俺に驚いたのか、大声で話していたふたりが、肩をビクリと跳ねさせて急いで席へと戻って行った。物分りのいい子だ。嫌いじゃない。
『ちゃんと勉強道具は持ってきているか?
……ふむ、いい子だ。忘れ物した際は授業の直前でもいいからなにか一声描けるように。
……さぁ、号令を。』
そういえば1人の生徒が号令をかけ、挨拶をして授業を開始した。
『……魔法生物の科目だ。必修科目だからこのクラスは全員と顔を合わせたことになるな。
ん……再び自己紹介を。A、A・クルーウェル。今回は…そうだな。親睦を深める意味合いも込めてオリエンテーションを挟みつつ雑談をしよう。』
そういえば何人かの生徒が声を上げ喜んでいる様子だ。
人差し指を唇の前に持っていき静かにするように促す。
『Shih………まだ発言の許可はしていない。楽しいことはあとの方がいいだろう?さぁ、早くオリエンテーションを終わらせてしまおう。
……教科書の表紙を開け。目次欄に目を通すんだ。』
くるりと指先で弄びながら警棒を伸ばす。
重いカチカチという音がなりしっかりと持ち手が手に納まった。
一振してやるといい感じの位置に教科書が浮き、意志通りの頁を開いてくれる。
『まず第1章は_____』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『__以上でオリエンテーションは終了する。
…静かに聞いてくれていたからあと半分以上も残っているが…さて、何をする?何を話す。』
パタンと教科書を閉じ、机の上にゆっくりと置く。
寝ている者もなく、ただただ静かに話を聞いてくれた。この学校の生徒たちは扱いやすいお利口ばかりだな。なんて感心した。
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みるつき(プロフ) - ツバキさん» いえ全然!日本と違うとどんどんあやふやになりがちなので分かりづらいですよねー、大丈夫ですよ! (2020年11月30日 5時) (レス) id: 6d3e2c4d61 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - みるつきさん» なるほど!そういう事でしたか!確かにナイトレイブンカレッジは欧米の生徒が多いと聞いたような気がします!理解力がなくすみません! (2020年11月27日 15時) (レス) id: 38cae1e3e3 (このIDを非表示/違反報告)
みるつき(プロフ) - ツバキさん» ご指摘ありがとうございます!誕生日を明確にしていないので正しい計算は出来ませんが、海外は9月入学で5.6月卒業と調べて出てきたので6〜9月までの誕生日までの場合、16歳で卒業できるかと思ったのですが、もしかしたら違うかもしれないです… (2020年9月29日 14時) (レス) id: 6d3e2c4d61 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - 『世間話』の話で「13の時に入学16に卒業」と書いてありますが4年制なら17に卒業が正しいのでは?もし間違っていたらすみません!男主可愛くて好きです! (2020年9月29日 8時) (レス) id: 38cae1e3e3 (このIDを非表示/違反報告)
みるつき(プロフ) - 氷狐さん» わーっ!ありがとうございます!しれっと間違えてました!ご指摘ありがとうございます!更新お待ちください…! (2020年9月26日 22時) (レス) id: 6d3e2c4d61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるつき | 作成日時:2020年7月31日 4時