【ONEPIECE】鎧を纏う3【男主】 (ページ4)

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動く時ページ4

イッショウさんによって王宮の麓で海軍は集結しろ。との事で俺はそのままイッショウさんについて麓に行く事にした。
連絡が各でんでん虫から鳴り響く。

『はい、こちらパシヴァール。隊員各位に伝達です。各隊員近くに居るものと小隊を組み、各自王宮の麓に集うように。繰り返します…』

崩れていく石像の頭を眺めながらでんでん虫の通信を切る。
…あそこにルフィ達はいる。

そんなことを考えながら、兵が集まるのを待った。

じきに、バスティーユ先輩とも合流して、コロシアムの軍団が押し寄せたが、止めることは出来なかった。炎が邪魔をしたからだ。

兄としてこの道を通さないと言い切ったサボに、皆ザワつく。そして、銃をむける。

バスティーユ「待て、てめぇらが手を出してどうこうできる相手じゃねぇだら。」

確かに、無理だろうな。
サボの上半身が飛ぶ。まぁ、俺は実を食べる瞬間を見たけれど。

海兵たちが躍起になって攻撃をする。
バスティーユ中将の制止も聞かず、皆かかっていくものだから、この場の戦力がみるみる落ちていく。

バスティーユ「どけ！お前らじゃ無理だら！！」

そう言ってかかって言ったのはバスティーユ先輩。建物を真っ二つにする攻撃だが、サボには届いていない様子。

『龍の爪か。なるほど。』

なんて呑気に見ていれば、片手で攻撃を止められ、更には包丁まで折られる。
そしてバスティーユ中将の頭を割ろうとしていた。

イッショウ「困りやしたねぇ」

迫り来る隕石がばらばらになって落ちてくる。
逃げろ！と皆声を上げている。

『動かない方がいいッスよ！散らばった隕石は俺が！』

暑い！だが、これを砕かなければ市民にも被害が。
槍が隕石の欠片を砕く。

…全く、本当に派手にやった。部下に叱られるイッショウさんを横目に、負傷者がないか確認する。

…まだやるのか？あの二人。

上がる爆煙。部下たちを庇いつつ、イッショウさんとサボの勝負の行方を見守る。
空気が熱い。あぁ、体に刻み込まれた恐怖は記憶を取り戻してもなお、消えることは無いのか…

…ルフィたち、大丈夫かな。コロシアムでみた強者たちが助太刀に行ってはいたけれど。

目の前にガラス片が飛んでくる。ぼうっとしていたから、避けるのが間に合わず、腕でガードすればあえなく腕に刺さり、血が流れる。

「A中将！怪我が…！」

『…いい、俺より他の負傷者に。』

そう兵を押し返して2人の戦いを眺めた。