【ONEPIECE】鎧を纏う3【男主】 (ページ20)

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長いの移動の末、レッドフォードへと到着した。
赤い港は王族の登場を歓迎するように賑わっていた。

アーサー「…外界も、民は活気を持っているようで何よりだ。」

王が姿を見せれば、あたりは先程までの賑わいを忘れたかのように静まり返る。それもそのはず、外界では覇王色と呼ばれる威圧も留まることを知らずに溢れだしている。

『王、こちらに。これから外界を統べる天竜人の住まう地、聖地マリージョアへの入口になります。この世界は天竜人という種族が総ていて、神と同等に見られているそうで、どんな悪逆非道をしても許される…天竜人こそ全て。という世界になっています。』

ガヴェイン「成程…天竜人はやりたい放題というわけか。卿が籍を置く海軍や世界政府もそのもの達の言いなりという訳だな？」

ガヴェイン卿はそう言って腕を組む。

「A！」

ゴンドラに乗ろうとする順番を待っていれば、声をかけられる。ガープさんだ。

『ガープさん。そちらに見えるのはリュウグウ王国の王族御一行ッスか。』

ガープ「あぁそうじゃ。後ろに見えるのが例の…」

ガープさんの声に後ろで控えていたランスロット卿とガヴェイン卿が会釈をする。

アーサー「あなたがパーシヴァルの面倒を見てくれた方か。我が騎士を救っていただき、感謝致します。」

王が前へ出てきてわざわざ頭を下げた。

ガープ「…王が態々感謝に頭を下げるとは。さぞよい国なのだろうブリテン王国。」

ガープさんは少し笑って俺の方を向く。

ガープ「にしても、よく非加盟国を世界会議に出席する許可をもぎ取った。サカズキもお前に甘い。
また後でだA。」

ガープさんは肩に手を置いて立ち去った。

ガヴェイン「…にしても、下界にはこんなにも大きな種族が存在するだな。人魚など御伽噺でしか聞いたことがなかった。」

ランスロット「…全くだ。にしても

……随分麗しい姫君だ。是非お近付きになりたい。」

ランスロット卿はそう言ってしらほし姫に話しかけている。

しらほし「え、ええ〜っその、困ります…」

『ランスロット卿！その凛々しい顔をして女性を口説こうとする癖はまだ治っていなかったのですか。』

アーサー「卿の女好きは治るようなものではありませんよパーシヴァル。
申し訳ない、我が騎士が迷惑をかけてしまった。」

人魚姫はいえ！と言いながら首を振っている。
リュウグウ王国の皆さんに承諾を得て、ゴンドラに相乗りしてもらい、俺はそれを見送った。