【ONEPIECE】鎧を纏う3【男主】 (ページ18)

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手紙ページ18

世界会議も近づいてのこの時期、海軍上層部もそれなりに忙しさを感じるようになってきた。
必要な書類を済ませ、書類を纏めようと束を手にした時、パサり、1枚封筒が落ちる。
それを手に取って宛名を見れば見慣れた表記があり、すぐに封を切った。

[親愛なる騎士パーシヴァルへ

ブリテン島を変えるべく、我ら騎士達が動く時が来ました。私は此度の世界会議に出席致します。そこで、世界政府との付き合い方を見定めたいと思っています。

貴方の助力が必要です、パーシヴァル。

ブリテンに、騎士たちに栄光があらんことを。

アーサー・ペンドラゴン]

『サカズキさぁぁあん！！！』

サカズキ「……なんじゃ、騒がしいのぉ。」

急いで元帥の元へと走り込めば、何やらお話中だったようで、結構な圧をかけながら睨みつけられた。

『世界会議に、ブリテン島の王、アーサー王が出席することを、お許し願いたく…！』

行きも絶え絶えにそう口にすれば、サカズキさんは少し驚いたような顔をしてから、すぅっと煙を吐く。

サカズキ「どがいな風の吹き回しだ、なにか企んどるのか？」

『我が王が企みなど…！
…これからの国のあり方を帰るかもしれない1歩なんス！お願いですサカズキさん！』

そう伝えれば、サカズキさんは頭を抱えた後、ため息を着いて「掛け合ってはみる。」との答えを頂いた。

『…！！ありがとうございます！

手紙の返事を書かなくては！！』

そう言ってサカズキさんの部屋から飛び出して行く。

サカズキ「…全く。」

騒がしいAが去り、赤犬はでんでん虫へと手を伸ばした。

それからが大変だった。非加盟国が会議に参加するなど、異例も異例。様々な手続きや書類の作成。仕事仕事でもう大変だった。

ボルサリーノ「Aくぅん。これ、サカズキからの伝言ねぇ。」

『は、はい。ありがとうございます…』

ボルサリーノさんが持ってきた紙には護衛は俺がやれ。ということだった。よし。そうと決まれば…と書類仕事を終わらせて武具を磨く。

…ブリテンに新しい風が吹けば、もっといい国に。

そう思うと心が和らいだ。

『…誰が護衛に来るのかな。』

少し、楽しみに思いつつただひたすらに忙しい日々を過ごした。