【ONEPIECE】鎧を纏う3【男主】 (ページ15)

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大将藤虎ページ15

3日経って。おつるさん率いる護送船が到着して、センゴクさん、おつるさんが姿を現した。

センゴク「おぉ！Aか、おかき食うか！」

『結構です。これ、3日間で調査したドレスローザの状況になります。
俺はあと2日間ここに滞在し、その後新たな任務へと向かいます。』

つる「…よくできてるね、ありがとう。」

そう言っておつるさんは書類を手にイッショウさんの元へと向かっていった。
俺は調査を再開するため、街の方へと戻る。調査とひとくちに言ってもその通り調査、更には町の復興についての助言も頼まれているので、少々忙しい。

しばらく救援物資の配給などをしていれば、何やら騒がしくなってきた。
瓦礫が浮き上がり、イッショウさんの能力だと理解する。

……あ、あれ？住民達が…

瓦礫のところに行っていたら危険だ！早く避難誘導をしなくては！
剃で急いで大きな瓦礫の塊の元へと走り始める。

『っ、藤虎さん、怒ってるッス。』

今にも瓦礫を降らせてルフィの行く手を阻もうとしているが、押し寄せるのは民間人の波で。
イッショウさんは困惑しつつも、瓦礫を落とせずにいた。

…住民たちは口々にレベッカを攫ったことを口にしつつ、ルフィを逃がすまいと追いかけていたが、本心はルフィを助けようと体を張っているのだろう。

イッショウさんは、ぽつりぽつりと言葉を口にしていたが、その声は喧騒にまぎれて俺の耳に届くことは無かった。

まぁ、バルトロメオやキャベンディッシュという大きな海賊団の頭がいる訳だ。俺の助けを借りずとも平気か。ルフィを掴んで走り去る巨人の後ろ姿を見つつ、そう考える。

藤虎さんは、瓦礫を落とすが、住民もいるので、海へと全て落とした。

『…おつるさんは賭博に強そうですもんね。』

イッショウ「…その声はAさんですかい。えぇ、動かざるを得なくなってしまいやしたが…
…こりゃあ、また叱られそうです。」

そう笑いながら頭に手を当てるイッショウさん。

『俺もきっと"住民の保護はお前の仕事だら！"と先輩に怒られてしまいそうです…』

そこまで言って、2人で目線を合わせて笑い合う。

イッショウ「…この目は自分で閉じてしまいやしたけれど、アンタと麦わらのルフィの顔は、見てみたかった。

良かったら教えてくれやしやせんか。アンタの事。」

『ん、いいッスよ。センゴクさんあたりが来て怒られるまで…』

センゴク「居るぞ。」

2人でやってしまった。ととぼけ、この話は後でしよう。と約束を交わした。