【ONEPIECE】鎧を纏う3【男主】 (ページ12)

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恩ページ12

ドフラミンゴファミリー達を拘束し、街の様子などを報告書にまとめていく。これはイッショウさんからの頼まれ事だ。
困っている人にも声をかけたりして、しばらく書類仕事に耽っていた。外でする仕事も悪くない。

ぷるぷるぷるぷるぷる。

がちゃ

『はいこちらA・パシヴァ…』

サカズキ「おどれA！われがおりながらどがいな事態じゃ！」

『ぁえ、赤犬元帥っ！な、どど、どうしたのです？俺は何かしてしまったのでしょうか？』

珍しいサカズキさんからのでんでん虫。しかも何かお怒りのようで。俺は心当たりがなく、何が何だかといった様子だ。

サカズキ「…われは別行動をしとるのか？」

『えぇ、俺はイッショウさんからの頼みでドレスローザの被害状況をまとめて欲しい。と言われ単独で行動しています。』

でんでん虫からため息が聞こえる。

サカズキ「ほうか、悪かった。われにゃあもう暫くドレスローザでの調査を頼む。」

『了解です。
…あ、あの。要件の事態ってなんなんですか？』

サカズキ「…もう時期届く。」

そう言って切られてしまった。
号外の新聞が届く。新聞に記されていたのはイッショウさん含め海兵たちが土下座をしている写真だった。

『俺を巻き込まないためにワザと…』

新聞を置いて書類の端を整える。

「随分と大変な騒ぎだったな。」

『……本当に、エースに何も無かったなら良かったよ。』

いつの間にか姿を現していたエースは新聞を拾い上げてまじまじと一面を眺めていた。

『多分、ドフラミンゴを1番追いかけていたおつるさんがこっちに出向くだろう。見つかると少し厄介だ、先に潜水艦に戻っておいて。俺はしばらくここに停泊する。』

エース「おう、分かった。またあとでな。」

手を振って去っていったエースの背中を見えなくなるで見つめた。

…きっと、イッショウさんはスモーカーさんからアラバスタの話を聞いて、このような行動をとったのだろう。
イッショウさんもスモーカーさんも違うように見えて、本質的には近しいのを俺は感じとっていた。

『さて…ルフィ達に会いに行こうか。』

日が傾いた頃、ルフィ達の気配を辿って1つ街から離れた丘の上にある小屋とも言えるサイズの家にたどり着く。
ノックをすれば、誰だ。という声が聞こえる。ここにいるのか。とドアを開ける。

「っ、海軍！」

ゾロ「…ソイツは大丈夫だ。何回も会ったことがある。」