【ONEPIECE】鎧を纏う3【男主】 (ページ1)

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相見えるページ1

地下には沢山人がいるはずだから

『エース、ちゃんとフードを被って…あぁもう顔が見えちゃうッス！』

エース「んお、悪ぃ悪ぃ。んじゃ、早速…」

グイッとエースは俺の腕を引いてサボが開けた穴から地下へと落ちる。
レベッカを連れていった赤いマントを追う。特に気づいてはなさそうだ。

遠くから革命軍の3名の会話とそれを盗み聞きする2人を見つけ、とりあえず2人は気絶させ、遠くへと放り出した。
…ニコ・ロビンまでいるじゃないか。

『行く？』

エース「そうだな、悪くない。」

何やら感銘を受けているバルトロメオを横目に俺から姿を現せば、一気に警戒モードになる。

『久しいねウソップ。と、新しく仲間になったと聞くニコ・ロビン。に、革命軍上層部3名。トータルバウンティは相当なものだ。』

サボ「何の用だ。」

『……冗談ッス。さっき聞き耳立ててるネズミが居たッスよ。ちゃんと処理しときましたから。
今からのことは内密に願いたいッス！いいですか？』

そう言葉をかければ、その場の全員が頷いた。
エースに手招きをして来てもらえば、全員の視線がそちらへ向く。
…そして、エースはゆっくりとフードを外した。

その場にいる全員が息を飲んだ。それもそのはず、全世界の人間が死んだと思っている人間が、こうしてこの場にいるのだから。

バルトロメオ「え、エース様じ…！？」

『こら、大声を出すんじゃねぇッスよ！
…2年前の頂上戦争の時、エースは確かに1度死んだ。だがそこから俺は…俺は、ブリテン島に伝わる聖杯を使い、こうしてエースを現世に呼び戻した。

…人道的にとか、色々迷ったが……後悔はしていないさ。さぁ、久しぶりの再開なんだろう？』

そう言ってエースの背中を押せば、サボも突き動かされたように2人抱き合った。

サボ「エースっ！俺、お前の処刑の新聞記事を見て…！」

エース「サボぉッ！！！俺、お前が生きてるなんて本当に…！！」

…こう見ると、本当に。
エースを生き返らせたこと、後悔してはなかった。だが、少し思うところはあったのだ。でも、こうして2人が喜びあっているのを見るに、間違いでは、少なくともなかった気がして、なんだか心が軽くなる。

2人はなんだかんだと話しているようで、俺達は一旦少し距離を置いた。

バルトロメオ「あ、あの…」

『…なんスか、バルトロメオ。俺に捕まりにでも来たんスか？』

なんて凶悪海賊を睨みつける。