【ONEPIECE】鎧を纏う2【男主】 (ページ8)

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混戦していく戦況に、立ち上る噴煙。
この惨劇を見て処刑台の上のエースは何を思う？

ルフィはギリギリ意識を保てている状況だろう。
海賊たちはとめどなく湧いてでるように次々と攻め込んでくる。

…次々と敵を打ち倒す。
白ひげの様子がおかしい。そう思い、様子を伺うと…
…心臓付近を抑えている。以前会った時、様々な器具をつけていた。きっと持病がここで悪化したのだろう。

船医も務めていると聞くマルコが急いで駆け寄ろうとするも、戦場で他人の心配をすると…狙われるのは当然で。
黄猿のビームが体を貫く。その様子を見たダイヤモンド・ジョズが青キジに凍らされる。

…そして白ひげは、赤犬によって……

……まだ息がある。

そして、ルフィも復活したようだがあれは……命をけずってでも、起きるか……

『……あまりにも無謀…ｯ！』

「隙を見せたな！！」

『鉄塊』

頭を狙う刀が粉々に折れる。
足払いをして、槍で刺し、終わらせる。

再び処刑台に処刑人が配属される。
ルフィが走り始めた。将校達に囲まれているが、驚異的な戦闘センスで何とか乗り切り、ルフィ側の援護…イワンコフが登場してルフィは足を進めた。

……あれは、見覚えのある桃色の頭は…

『……ようやく覚悟が決まったか。』

コビーだ。コビーがルフィの目の前に立っている。
顔面を殴られ、速攻で勝負が終わったようだが…

処刑台に寄るために、コビーの元へついでに向かう。

『…そんなところで寝ていては危ないよ。』

コビー「……A、さんｯ」

『……友に立ち向かうのは、敵に立ち向かうよりも勇気がいる。』

海楼石の手錠をかけられ、能力の封じられた不死鳥マルコ、氷漬けになったダイヤモンド・ジョズ。そして複数の将校に刺され、バズーカ砲を受けた白ひげ。
衝撃的なシーンを横目にコビーに手を差し伸べる。

『やはり白ひげは手強いな…あんなに集中砲火されてもなお、敵を薙ぎ払い続けている。
…隊長格2人が崩れても、白ひげが崩れない限り、白ひげ海賊団は崩れない。

…それにしても…あんな驚異的な強度を見せられた海兵たちの方が、精神的ダメージは大きそうだ。

…処刑が始まる。君たちも見ているといい…』

エースの首に刃が振り下ろされる…

ルフィ「やめろぉおおおお！！！！！！」

凄く強い覇王色の覇気がここにまで伝わって来た。
自らの覇王色で急いでコビーとヘルメッポを守るも、周りの海兵たちはバタバタと倒れてゆく。