【ONEPIECE】鎧を纏う2【男主】 (ページ50)

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…しかし助太刀と素晴らしい戦闘センスで場外に突き落とすことに成功していた。

『見聞色に秀でているし、身体能力も申し分ない。柔軟な思考の持ち主でもある。素晴らしいね。』

エース「全くだな。」

しばらく戦場の数がジリジリと減っていく中、外が妙に騒がしいことに気がつく。
……これは、ルフィとゾロ、それからよく分からないがワノ国の侍の気配？
海兵が、大将藤虎が。それから七武海ドフラミンゴが、外で麦わらの一味と走り回っている。トラファルガー・ローはなんだかドフラミンゴに捕まっているのだろう。

『…外が騒がしいッスね。』

エース「見聞色の覇気か。俺はお前ほど上手く使ってやれてねぇからよ。どんな感じなんだ？」

そう聞かれたので素直に返答すれば、エースは少し驚いた様子だった。
…なんだか、

なんだか、エースと近しい雰囲気を感じ取る。

『……気のせいか、？』

Dリーグも意外な形で終了し、残るは決戦のみとなった。
決勝では各ブロックの勝者とドフラミンゴファミリーの幹部と戦い、闘魚の背についたメラメラの実をとった者が勝者。というものらしい。

…あれ、ルフィじゃないな、でも…
エースに近い何かを感じる。

エース「…っ、ありゃあ…！」

なにか驚いた様子のエースにどうしたのかと問いかける。

エース「…生きてたのか、生きてたんだな、！サボ…！！」

サボ…サボと言うと聞き覚えがある。
たしか、革命軍のNo.2。革命軍の懸賞金は市民に危害がない分高くはないが、政府の明確な脅威であるため、特段注意を置かれる存在ではある。

『…エースと近しい気を感じるけれど、サボって人はどんな人なのかな。』

話を聞けば、エースの兄弟のようなものらしい。
そして、死別したと思っていたが、ここでこうしていきている。と。ルフィの代わりとして出てきているのであれば、ルフィと接触したのだろう。

激しい戦いをただただ呆然と2人眺める。

『…やっぱり、この地には何かがあると思ったんだ。』

エース「…お前には、感謝してもしきれねぇ。」

急に。本当にいきなり、観客たちに紛れていたおもちゃ達が、キラキラと光を放ち、人間になったのだ。いや、戻ったと言った方が正しいか。
ドレスローザのこのおかしな様相は悪魔の実によるものだったのだ。
記憶まで消えていたらしい人々は、再会を喜びあっていた。

…そんな中、サボと言う人物はリングを割り、人々は避難を開始した。