【ONEPIECE】鎧を纏う2【男主】 (ページ35)

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静けさページ35

号外の新聞を手に、潜水艦へと入り込む。
夜も深いので、エースは寝ているかと思っていたのだが、キッチンの明かりがついていた。

『エース？夜食ッスか？』

エース「ん！！おかえり。腹減ってな、それ新聞か？」

頬をふくらませたまま喋るエースに、新聞を手渡し、補足を加える。

『それ、今日の号外ッス。
…ルフィが今回の戦争で失われた者たちの為に水葬の礼を実行したらしいッス。なんとついた鐘の数16回！海軍としては挑発として受け取ってるッスよ。』

でもまぁ…レイリーさんといた事やこの腕のエースのタトゥーを模した落書きも何かしら意味があるんだろう。3D2Y…Dには×がしてあって……

レイリーさんのところでコーティング船をこしらえてもらうなら3日だろう。そして、×ということは、3日ではなく……2Y。2年ということだろうか？なんて当たりもしない考察を立ててみる。

エース「…とりあえず、ルフィが無事そうでよかった。ありがとな、わざわざ持ってきてくれて。」

『うん。俺もルフィが無事そうでよかったッス。今回はレイリーさんが絡んでいるから…うん、少し厄介そうッスけど、安全は保証されると思うッス。

…そうだ、エースはしってた？ふふ』

ついつい思い出される光景が面白くて笑ってしまう。
エースは「一人で笑ってないで教えてくれ」と言うので、伝えようと息を整える。

『えっとね、ルフィ、ハンコックさんに気に入られたらしいんッスよ。あの海賊女帝が骨抜きにされてるんスよ。ルフィ、やるッスね〜』

なんて笑えば、エースは少し驚いたような顔をする。
その隙にエースの手にあったラーメンをひったくってひと口啜る。

エース「そうか、ルフィが…
………っておい！！何勝手に食ってんだA！」

少し食べて満足したのでエースに返す。
エースは中身が減っているからか、少し不満そうな顔をして、箸を手に取る。

『…これから忙しくなりそうなんス。多分近頃センゴクさん…海軍元帥が職をおりると思うんスよ。この戦争の責任を負って。そうすると…次期元帥を決めなければ行けなくなるんス。

………当然、大将から選ぶんスけれど〜…。今回は一筋縄では…』

エースはもぐもぐと咀嚼つつ、ふーんといった表情で話を聞いている。

エース「大将が1人抜けて元帥になるってことは、大将の座が空くってわけだろ？じゃあ次は…

……お前が大将になんのか？」