【ONEPIECE】鎧を纏う2【男主】 (ページ23)

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尋問ページ23

扉を開いて部屋に入れば、もう顔ぶれは揃っているようで、頂上戦争以来再びの遅刻か。と息を着く。

『…遅れてしまい申し訳ありません。』

センゴク「…構わん。座れ。」

言われた通り、空いてる席へと座る。
ブリテンの円卓とは違うが、これもまた円卓。正面にはセンゴクさん、左手には三大将。右手にはおつるさんにガープ先生。錚々たる面々だ。

センゴク「お前を呼び出した理由は分かるか？」

『…三大将の前に2度も立ちはだかった事ッスかね。それとも、ブリテン島の話ッスか？』

センゴク「どちらもだ。まず三大将の前に立ちはだかった理由を聞こう。」

サカズキの伯父貴がこちらを軽く睨んでいる。
…相当恨みを買っているみたいだ。ボルサリーノ伯父貴は特に変わった様子なく足を組んでいた。

『…1つは、もう追撃は意味が無いと思ったから。もう1つは…可愛い教え子を生かすため、でしょうか。』

そう告げればサカズキの伯父貴はため息をついて、顔は帽子の影になって見えなくなる。

センゴク「…まぁいい。お前がどういう人間かはこの20年間で分かっている。
私達が明かさなければいけないのはこれからだ…

全て洗いざらい話せ。政府からの命令だ。」

『……あくまで海軍の意向ではないと？』

真っ直ぐにセンゴクさんの方を見つめれば、少し眉をひそめて見つめ返してくる。

『…………そうッスね…。ブリテン島の位置は分からないッス。というのも…知っての通り、どこを探してもない島ッスから。正直、どうやってあの島に戻れたのかも…

…だから、地理はお答えしかねます。』

丁寧に断った上で、自らの身分を明かす。
そして、国の話であったり、騎士達の話を続けた。

センゴク「…うむ。大方はわかった。今から話すのは

……お前の処遇についてだ。」

正直、かなり覚悟を決めてここに足を踏み入れた。
なんなら、ここで殺されることも覚悟している。

『…なんなりと。』

そう言って円卓の上をすぅっと流れてここまで寄せられたのは何やら手錠にしては大きな何か鉄か何かでできているもの。

センゴク「…それは、小型化された爆弾だ。首にはめることになる。
それをつければ海軍としてのこれからの動きは何ら今と変わりない。しかし、それをつけないのであれば、海軍から出ていってもらう。」

その声に、ガープ先生は立ち上がる。孫たちのあんな姿を見たあとに俺がこんな危険物を身につけることを許したくないのだろう。