【ONEPIECE】鎧を纏う【男主】 (ページ41)

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W7 ページ41

バスターコールから数日後の今日、手が空いたのでW7へと訪れていた。
野暮用があった。ただそれだけの話だ。…それと少し、海列車というものに乗ってみたかった。

海列車をおりて、駅から出て街を見渡す。ここは水上都市で、ちょうど、バスターコールのあった前夜にアクア・ラグナという大規模な水害に遭い、今は復旧中らしい。

…用事を済ませて、街を歩く。マリンフォードとも、どこの島とも違う水の都。どこからも聞こえる水の流れる音に、気分から涼やかになる。

「軍艦だって！」

「それもガープ中将の！」

そんな声が聞こえる。ガープ先生がこの街に。つまり、コビー君とヘルメッポ君もここにいるわけだ。少し会いに行こうか。なんて思いつつ街をぶらつく。

唐突に爆発音のような音が聞こえた。たぶん、その方向にガープ先生はいるだろう。そう考えて建物の上に登り、そこから砂煙の、上がっている方に走る。

…え、な、なんだろう…すごいけたたましい打撃音と叫び声が聞こえる…
………帰ろうかな。なんて考えつつもゆっくり建物に近づく。
またガープ先生かっこいいからって壁ぶち破って入ったのか…

コビー君とヘルメッポ君が戦闘してるし…
再会を果たした4人はあからさまに困惑している。確かにコビー君とヘルメッポ君は凄く成長したし…そうなるのも仕方ない。

ガープ先生が壁を修復しろと命令して反発されている時に降りる。

『俺も手伝いましょうか？先生。』

ガープ「おぉ、Aか。なんじゃ、来ておったのか？お前の軍艦など見かけてないが…」

『しばらくの間マリンフォードに滞在してるので、今日は休みだったんで海列車で出かけに。』

そう口にしたらガープ先生は納得した様子。ほかの海兵たちは俺の事を誰かと話していた。

『…麦わらの一味。お孫さんに甘いのは結構ッスけど、良いんスか？あんなことがあった後ッスよ。センゴクさんになんて言われるか…』

ガープ「……そう言えば、お前さんは先のバスターコールに参加したそうな。
要は……お前はわしの孫に手を出した。そういう訳じゃな？」

ギクッと逃げ腰になる。やばい、不可抗力とはいえ、そんな事実しれたら……

ガープ「…1発や2発、殴らせて貰わんとな。」

絶対5発は来る。そう確信した。しかし先生から逃げるのは絶望的。そうすればどうするのが正解か。
……男なら腹括って戦うのが正解だ。