【ONEPIECE】鎧を纏う【男主】 (ページ22)

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〇ページ22

ラフィット「我らの一味の名は"黒ひげ海賊団"。ご記憶くださいますように。」

…集会は終わった。いつもこんなに波乱なのか？少し疲れた…

センゴク「…いい騎士になったな。A。」

『センゴクさん。お久しぶりです。』

センゴクさんは少し笑っておかきを手渡そうとしていたが、事前に断った。受け取ると無限に出てくるので、おかきでお腹が膨れてしまう。

つる「あぁ、本当に立派な海兵になったもんだよ。鎧で泳げないことを除けばだけども。」

『…本当にそこは痛いとこッスよおつるさん。』

海兵が泳げないなんて。とは思うが、悪魔の実の能力者だと、それ以前にカナヅチになってしまうので、特段気にするべき事項ではないと言えばそうである。

俺は覇気の修得がイマイチな部分があるが、武装色での鎧の強化が特段秀でている。だからこその鉄壁の男だ。

「ふーん、初顔がいると思えば…お硬そうでつまんなそうなヤツだなァ…」

『っ、な、なんスか…ドンキホーテ・ドフラミンゴ…』

胴の装備の首元に少し開いた隙間に指を差し込まれ、一気に後ろに引かれたため、少しよろける。
視界が晴れた事から、いつの間にか顔が晒されていることに気がつく。

ドフラミンゴ「フッフッフ！イイ顔つきしてんじゃねェか。好みだぜェ！」

『……はぁ、そっスか…』

この人は…ただの掴めないタイプか…積極的に来る掴めないタイプはあんまり遭遇したことがないな…

ドフラミンゴ「お前、おれンとこ来るかァ？来いよ。」

『嫌ッスよ。だから、この糸さっさと外してくださいッス、ドンキホーテ・ドフラミンゴ。』

腕の自由が効くようになったので、大人しく開放されたのだと安心する。
にしても変な人だ、俺は海軍だと言うのに。

ドフラミンゴ「じゃあせめてその他人行儀な呼び方辞めてくれよ。これから親密な仲になっていくんだからなァ？」

『はぁ…何言ってるんスか…？……まぁ、呼び方ッスね。なんて呼んだらいいんスか？』

ドンキホーテ・ドフラミンゴは少し悩んで「若」や「ドフィ」という2つで呼ばれていると口にした。
…ドフィはなんかなぁ。

『じゃあ若でいいッスか。用が済んだなら早く帰った方が良いッスよ。』

ドフラミンゴ「フフフフフフフ…言われなくてもそうするさ！またなァA。」

そう言ってドフラミンゴ…若は姿をくらました。

つる「…アンタ、もう少し警戒心を持った方がいいんじゃないかい。」