【ONEPIECE】鎧を纏う【男主】 (ページ21)

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ミホーク「海軍本部に七武海。対峙する勢力同士はその円卓もあまり意味は成さん様だな。」

ミホークさんの登場に、皆驚いている様子だった。
…割と集会とかには、ミホークさんは来そうなイメージが勝手にあったが、思ってみればこの人は相当な自由人だし、こちらから赴くなんて。というタイプだなと言うことに今気がついた。

ミホークさんが言うには、この集会に来たのは議題に上がる海賊に興味があるだけで、傍観するつもりだそうだ。

「ならば、私も傍観希望ということで。よろしいかな？」

この場の者の声ではない声が聞こえ、一気に臨戦態勢に移る。何か害をなすような者であれば、即刻断ち切るつもりだ。

「いや、傍観と言うのも少々違いますが。」

『貴様、何者か！ここがどこか分かって足を踏み入れているのだろうな。一体どこからきたのだ。』

その男は俺の声など聞いていないようで、窓の縁から部屋の中へと足を下ろした。

「しかし、流石に錚々たる顔ぶれですな。あわよくば、是非この集会…参加させて頂きたく……

…参上致しました。」

タップダンスが気に触る謎の男に、剣を持つ手に力が篭もる。
…一体なんなんだこの男は。

「この度のクロコダイル氏の称号剥奪を受けて、後継者を探しておいでではないかと。」

ピリつく空気の部屋にこの男は動じることもせずこちらを見据えていた。

「おや、私の名などご存知で？これは恐縮千万。」

1人の将校が言うに、この男はラフィットと言うらしく、ウエストブルーでは名の知れた保安官なのだと。
…いい意味で名が知れている訳ではなさそうだが。

ラフィット「…昔の話です。私の事など、どうでもよろしい。私はある男を七武海に推薦したくて、ここに来たのです。」

そして、その男が口にした名は「ティーチ」という男の名だった。

ラフィット「そう、それが我が海賊団の船長の名前。」

センゴク「知らんな。何処の馬の骨とも分からん奴では、ほかの海賊共への威嚇にならん。」

ラフィットは、「ええ。それも承知しております。」と言って手に持っている杖でなにやら謎の動きをしている。
…きっと深い意味はなさそうだが。

ラフィット「その辺も抜かりなき計画を立てておりますので…少々お時間を頂きたい。」

ドフラミンゴ「フフフフフフフ…おもしれェ。おい！やらせてみろよ、センゴク！」

ドンキホーテ・ドフラミンゴはこの状況に心底楽しんでいるらしい。