【刀剣乱舞】藤、燃ゆる。【男主】 (ページ27)

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喉仏の動きで今のを嚥下したことが分かる。
いい子、A君は本当に素直で…かわいい。
そんないい子に頭を撫でてあげれば、これまた嬉しそうに笑うものだから、更に背徳感が増す。

…これって、最後までやっちゃっていいのかな。

そんな期待を込めて、彼のベルトに手をかけて彼の瞳を貫く。
彼は赤く染めた顔を背けて椅子に座る僕に対して向かい合わせになるように座る。

これはいいって、ことだよね？

彼を脱がせて、僕のいい感じに濡れたそれを宛てがう。
…さすがにちょっと痛いかな。なんて考えていればA君は腰を揺らして自ら自分の中に取り込もうとする。
もう、全く君は欲しがりさんなんだね。

「_！ぁう、や______みつ、ただ…！」

僕のを彼に挿入すれば、彼は僕の下の名前を呼んで快楽に身を委ねているようだった。
全く、どこまでも可愛い。

名前を呼ばれたことによってさらに興奮して大きくなった僕自身を彼に突き立てる。
彼はそんな快楽から逃げるように背中を反らせたりするけれど、僕はそれを逃がさまいとがっちり掴んで離さない。

「___！っく、！…___ぁう_…！」

彼は果てたようで僕の首元にすがりついている。
まだ僕は出せていないので、彼の体を借りてしばらく律動を続け、出し切るまで己の欲のままに腰を振り続けた。

2人して疲れきった頃、彼はぐちゃぐちゃになった顔で綺麗に笑うもんだから、たまらずドキッとした。

彼は、僕の頬に手を添えて、顔を近づけながら…

「みつただ…す_______」

『っ、は！……ぁ…？』

ドクドクと脈打つ心臓に下腹部に感じるヒヤリとした嫌な感触。
さっきまでとは打って変わって暗い部屋、もう数時間は温めていたであろう布団の温もり。

…がっかりするほど、さっきまでの事が夢だと思い知らされてなんだか寝起きなのにどっと疲れてしまった。

障子越しに感じる空の明るさに現在は5時くらいか。と予測してお風呂に入ろうと服や手拭いなんかを持って大浴場へ向かった。

『っ、げ……』

「…ん、燭台切か。」

まさか、あんな夢を見た後に本人と出会ってしまうなんて、ね。

「随分と早いんだな。」

『あぁ、ちょっと暑くてね、汗をかいてしまったようでね。Aくんも、朝風呂？』

「…僕は、仕事帰りだ。」

言った後から気がついた。彼の腕に抱えられているバスケットの中には、血にまみれた衣類が雑に押し込まれていた。