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部屋に入ればそれはそれは各々が違うことをしていて、もはや面白い。
姫鶴はもう眠っているし、則宗は屋根の上にでも登っているのか、姿が見えない。
そして山鳥毛と日光は静かに酒を嗜んでいた。

山鳥毛「…おや、子猫が小鳥…ではなく子犬を連れてきたようだな。」

日光「…主か。この部屋に足を運ぶなど、珍しい。」

山鳥毛にここへ座れ。と胡座をかいた太ももを叩き、誘導される。
大人しく山鳥毛の足の上に収まれば、ゆるりと頭を撫でられる。

山鳥毛「子犬の毛並みは上等だな。」

そう言ってしっぽを手に取ったり、耳をやわやわと触ったりされる。

山鳥毛「…他の部分も、犬っぽくなっているのかな?」

そう言って山鳥毛は僕の腰を撫でる。

『っ、ぁ……………やめてくれないか。』

山鳥毛「ははは、そんなに威嚇して牙を立てないでくれ。」

成程、要は犬として本能的に気持ちのいい部位は腰だったか。だから燭台切の時も…

盃を傾ける山鳥毛の顔を下から覗き込む。

山鳥毛「子犬は日本酒に興味があるのかな?」

『いや、僕がこの部屋に立ち入ったのは山鳥毛の飲酒をそろそろ止めろと南泉に言われたからだ。
それで何本目だ日光。お前も山鳥毛に甘くしすぎだ。』

日光は顔色ひとつ変えず、瓶は4本だ。と答えた。
……結構開けたものだな。

日光「主もどうだ。熱燗がお望みなら、俺が用意しよう。」

『だから、僕は山鳥毛の飲酒を咎めに来たのであって酒を飲みに来たわけでは…』

山鳥毛「あぁ翼よ、こっちが空になった。ちょっと持ってきてくれないか。」

全く話を聞き入れる様子はなく、日光は酒を取りに廊下へと出ていってしまった。
…南泉にどうする。という視線を送るも、片眉をあげて、へっ。という笑みを送られるだけだった。

日光が徳利を2つ手に持って戻ってくる。

山鳥毛「ほれ、子犬も呑め。」

並々に注がれた盃を手渡され、つい溢れそうになるのを啜る。
…しばらくぶりの酒だ。

『純米の醇酒、ぬる燗。コクのあるふくよかな味わいの酒。
……まさに、僕の好みだ。』

山鳥毛「おや、子犬は案外イケるクチだったかな。」

確かに酒は好きだ。そんなに潰れることもないので、いける口と言えばそうなのだろう。

『…あぁ、だがもう飲まん。日光、飲んでくれ。』

手を伸ばして日光に盃を渡す。

日光「…わかった。」

日光が飲んでいるところを見る。
…やはり刀剣男士というものは一部を除いて皆酒を飲む姿は様になるな。

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作者名:みるつき | 作成日時:2021年12月24日 0時

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