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蜻蛉切におぶられて暫く経てば、本丸…もとい、神社に着いたようで玄関先でも廊下を走る音が聞こえる。
長谷部「こらっ!!お前ら走るな!!!
…主!お帰りなさいませ…どうなさったのですか?」
『いやなに、帰り際に靴が壊れてしまってな。少し歩きづらいところを蜻蛉切がこうして運んでくれたんだ。』
蜻蛉切に感謝を述べて背中からおりる。
蜻蛉切(耳は平常通りだな…もう痛みも引いたようで何より…)
長谷部「成程。蜻蛉切、感謝する。」
なんで長谷部も感謝を述べる必要があったのか分からないが、奥から燭台切が昼食だと呼ぶ声が聞こえたので、一度部屋に戻り、手を洗ってから広間に顔を出した。
昼は蕎麦らしい。
燭台切は料理を大層気に入っているらしく、麺類を作る際は、麺から作っているので、これもきっと自ら打って出しているのであろう。
今朝揚げたであろう天ぷらが乗っていて、実に美味しそうだ。
……あれ。
他のものの蕎麦の器と自分のを見比べる。
…他のものの蕎麦に乗っている天ぷらは海老が2本に春菊が乗っていて彩りが良い。
対して、僕のはといえば海老が3本乗っている。
燭台切「あぁ、ごめんねA君。春菊切らしちゃって。代わりに海老を1本増やしたんだ。それで許してくれるかい?」
…許すも何も
『…大丈夫だ。』
燭台切「ありがとう。じゃ、食べようか。」
各自いただきますをして蕎麦を啜り始める。
…美味しいな。燭台切は本当に料理が上手だ。刀でなければ料理屋の亭主をしていてもおかしくないな。
燭台切(あ、しっぽ揺れてる!美味しかったんだね、良かった。
にしても、さっき咄嗟にウソ吐いちゃったけど、少し嬉しそうに笑ってくれたなぁ…普段もこれくらいわかりやすいといいんだけど…
……いや嘘、普段からこんなに分かりやすかったら、絶対僕ずっとA君に付きっきりでベッタリしちゃう。)
…食べきってしまった。
完食して汁まで飲みきったのに感じるまだ行けるぞという気持ち。
…少し食べ足りないな。そう思うが我慢だ。あまり間食などをしてしまうと太ってしまうからな。
名残惜しさを感じながらごちそうさまをすれば、長谷部がまた盆を奪い去っていった。
巴形「…主は可愛らしいな。」
『…は?』
巴形はゆっくりと僕の頭を撫でて薄く微笑む。
な、なんだ…?
巴形「いや、思っていたことを口にしただけだ、主は可愛らしい。どれ、少しよってくれないか。」
巴形の言う通り、少し身を寄せてみる。
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作者名:みるつき | 作成日時:2021年12月24日 0時