双子3 ページ35
あなたは？と視線を向けられたナインは気まずそうに少しずつ話していく。
ナイン「…私、は…とても綺麗な人で、仕事のできる人。です…！」
よく言いきったなナイン。そう思いつつも双子の様子を見ていれば、2人は1度顔を見合わせて、次々と質問をなげかける。
問題の内容は外見についてで髪の色や目の色、髪の長さなんかだった。
「…それって！」
ナタリーはなにか思いついたらしく、大声を上げて嬉しそうにこちらを見た。
ジェシカもなんだかウキウキとした眼差しをこちらに向ける。
「「お兄ちゃんだ！」」
2人とも声を合わせてそう言う。
コナーはその通りだと言いのけてニコニコとしている。対してナインは少し恥ずかしそうに頬を掻いていた。
それとなく適当に答えてるのだろう。と思っていたために、何気ないアプローチが刺さる。
頬が赤くなる感じがすごくする。
キャッキャと騒ぐ双子を落ち着かせて今度は静かめに話す。
「ねえ、お兄ちゃんはどっちが好きなの？」
『えぇ、僕は…その。……決められないよ。』
2人からブーイングが飛ぶ。
「アタシはコナーさんがいいと思う！」
「アタシはナインさんがいいと思うわ！」
2人は今にも早く付き合ってよ。と言わんばかりの圧で押してくる。本当に5歳児なのだろうか。
もう適当に1人選んでしまうか？だが、これなら色々な面で考えると…と困っていれば背後から足音がする。
ギャビン「おいA。そのちびっ子達の両親が今到着したそうだぞ。さっさと帰してこい。」
『あ、あぁギャビンわざわざありがとう。ほら2人とも行こう？』
そう言って促してみるが、2人はギャビンに釘付けのようだ。
ギャビン「…？なんだってんだ？」
「アナタ！Aはコナーさんのなんだから！」
そう言って飛びつくナタリーにはぁ？という顔をするギャビン。
そこにジェシカがさらにくっついていき
「いえ、ナインさんだわ。」
と静かにギャビンの顔を凝視した。
コラコラ。と2人を引き剥がしてギャビンに戻るように言うとギャビンはその場を立ち去った。
「さよなら双子さん！コナーさん！応援してるよ！」
「さようなら、双子さん！ナインさん、頑張って！」
2人の手を取ってオフィスのドアをくぐった。
親御さんに挨拶をして経緯などを説明していよいよこの双子ちゃんともお別れだ。
「お兄ちゃん、モテモテなのはいいけど気をつけてね！」
と一言置いて行くナタリーに苦笑いを零しながら手を振り返した。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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みるつき(プロフ) - 久遠さん» ありがとうございます！これからも頑張ります！！ (2021年9月30日 7時) (
レス) id: 6d3e2c4d61 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - ご返答有難うございます！みるつきさんに出会えてよかったです！どのキャラクターも好きなので愛のある文を見ながら幸福に浸ってます笑ぜひこれからも陰ながら応援させて頂きます！ (2021年9月30日 0時) (レス) id: b6c6520ef9 (このIDを非表示/違反報告)
みるつき(プロフ) - 久遠さん» コメントありがとうございます！私もネタを忘れぬうちに書き進めたいと思っておりますので、気長にお待ちください！笑中々、お話が長引いてたり、キャラクターが偏っているので、これからはバランスよく書いていきたいと思っています！ぜひこれからもご愛読ください！ (2021年9月29日 22時) (レス) id: 6d3e2c4d61 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - ワクワクしながら更新をお待ちしております笑 お体に無理のない様に余裕のある時で構いませんので更新してくださるととても嬉しいです！自分的には短編でそれぞれのお話を書いて頂きたいです！本当に有難うございます！ (2021年9月29日 21時) (レス) @page18 id: b6c6520ef9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるつき | 作成日時：2021年9月26日 10時
