出張6 ページ28
その様子になんだか少し不安になり、ナインの名を呼ぶ。
ナインは僕の頬を撫でて、ゆっくりと目を開く。
深いターコイズブルーの瞳に引き込まれるようにじっと見入る。
そして、その青は優しく細まり、
ナイン「……幸せだ。」
ナインはそう言って鼻先と鼻先を優しく擦り合わせるスメルキスをする。
しばらく、ナインと至近距離で見つめあっていれば、チュっと音を立てて何度も唇にキスを落とされる。
黙ってそれを目を閉じて受け入れていれば、止んだので、少しづつ目を開ける。
ナインは本当に幸せそうに微笑んでじっとこちらを見続けるので、とても恥ずかしくなって顔を手で覆い隠した。
ナイン「なんで隠してしまうんだい？」
『…恥ずかしいから。』
ナインはふっと笑い、そうかい。とだけ言って僕の髪を撫でる。
ナイン「ねぇ、もっとキスしたい…でも君、あんまり僕とキスするの好きじゃないよね？」
え？と聞けば、少し前、キスをしようとした時、ナチュラルに避けられたから、きっと自分とのキスが好きじゃないのだと思っていた。と言われる。
『…あぁ、そう。その…ナインは色々舐めて調査するでしょ？だから血とかなんでも口に入れるから少し抵抗があるというか…』
ナインはなるほど。と言って立ち上がって部屋の出入口の方まで行ってしまった。
なんだろう？と思い、ついて行こうとベットの縁で体を起こせば、ナインが戻ってきて、僕の肩に手を置いて目線を合わせた。
ナイン「今、口内をマウスウオッシュしてきた。これでどう？気にならない？」
そんなことをしてきたのか。と少し面白くなって笑ってしまう。
ナイン「…これでキス、しても大丈夫だろう？」
『……いいよ。』
そう言って目を閉じれば少ししっとりとした唇が当てられる。
ナイン「口を開けて。」
指示されたとおり口を少し開ければ、ねっとりとした舌が口内に入ってくる。それを少し吸ったりなんかして互いの舌を絡ませる。
僕の息が続かなくなってきた頃、ナインは名残惜しそうに唇を離して、自らの口元に付着した唾液を舐めとった。
その姿がなんとも刺激的だったので、つい目を逸らしてしまう。
すると、肩においてあった手に力が加わり、あっさりとベッドへ倒されてしまう。
ナイン「もっと、顔を見せて…」
そうナインは僕の上に覆い被さるようにして顔を見てくる。
…そんな時に部屋のチャイムがなって、ディナーを運んでこられるなんて想定してなくて、酷く慌ててドアを開けた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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みるつき(プロフ) - 久遠さん» ありがとうございます！これからも頑張ります！！ (2021年9月30日 7時) (
レス) id: 6d3e2c4d61 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - ご返答有難うございます！みるつきさんに出会えてよかったです！どのキャラクターも好きなので愛のある文を見ながら幸福に浸ってます笑ぜひこれからも陰ながら応援させて頂きます！ (2021年9月30日 0時) (レス) id: b6c6520ef9 (このIDを非表示/違反報告)
みるつき(プロフ) - 久遠さん» コメントありがとうございます！私もネタを忘れぬうちに書き進めたいと思っておりますので、気長にお待ちください！笑中々、お話が長引いてたり、キャラクターが偏っているので、これからはバランスよく書いていきたいと思っています！ぜひこれからもご愛読ください！ (2021年9月29日 22時) (レス) id: 6d3e2c4d61 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - ワクワクしながら更新をお待ちしております笑 お体に無理のない様に余裕のある時で構いませんので更新してくださるととても嬉しいです！自分的には短編でそれぞれのお話を書いて頂きたいです！本当に有難うございます！ (2021年9月29日 21時) (レス) @page18 id: b6c6520ef9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるつき | 作成日時：2021年9月26日 10時
