大好きだよ、お兄ちゃん...(in×ym)

11. ページ12

Hkaru:side







涼介「ねぇ、ひか...噂は本当なの...？」









「ごめん...俺からは何も言えない...」









涼介「なんでよ！！言って？お願い...」









言えないよ...









だって、、、









慧から涼介には絶対言わないでって言われた。









でも...涼介の気持ちもよくわかる...









大切な兄弟だもんね...









大好きな人だもんね....









「涼介...もし噂が本当だったらどうする？」









涼介「お兄ちゃんをとめるよ...」









だよね...涼介はそうすると思った...









「わかった、、話すよ。」









「慧の噂は全部本当だよ...」








涼介「えっ、、なんで...」









涼介の目から一粒、二粒と涙が溢れてくる...









「理由は詳しくは教えられないけど...」









「慧は人を抱いてる時だけ辛い事全部忘れられるんだって...」









涼介「辛い事...？なんで相談してくれないの...？」









「人には言えない事情があるんだよ...
涼介にも話せない事情がね...」









涼介「そっか...」









「今はそっとしてあげよ...？
いつか絶対涼介にも話してくれるからさ...
ねっ？」









涼介「うん...」









「よし、帰るか！」









涼介「うん！」









俺達はそれからたわいもない話をしながら帰った...









涼介、ごめんな...？









俺だって、慧をとめれるなら、とめたい...









でも、、無理なんだ...









慧が人を抱く時だけ辛い事全部忘れられるなら...









慧が少しでも楽になれるならとめない方がいい









そう思っちゃうんだ...









慧が涼介と付き合ったら慧の行動はとめれる...









なのに...慧達に伝えない俺は...









本当にサイテーだ...。









でも、俺だって慧が好きなんだ。









本当は俺だけを見ててほしい、、





無理な事ぐらいとっくに知ってる、、









せめて、、まだ慧に片想いさせて...？









二人が付き合ったら、その時は絶対に二人を祝福するからさ...









こんなサイテーな俺で本当ごめん...

12.→←10.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す