今日:92 hit、昨日:224 hit、合計:14,488 hit
小｜中｜大
幸せが78個 ページ38
四『…ダメだ。またノイズでソメイニンを上手く検出できない』
二「わかった、とりあえず二手に分かれて…」
急に影が立つ。
A「！『吹雪』」
大きな音を立てて散らばったのは辛三の鬱金だった。
A「みんな！大丈夫！？」
二「大丈夫だよ！全員無事だ！」
嫌「これは辛三兄貴の『鬱金』…！？」
五「嬉しいやら哀しいやら、複雑だな。
可愛い孫達に会えたはいいが、ふさわしい装いとは言い難いおれのこの姿。
幻滅したろう。実に恥ずかしい」
蝕まれていたか、つぼみによって。地面からは人骨が浮き出ている。
五「この黒い桜はつぼみが張った根。人を吸い取る悪魔の根だ。
長寿だからこそつぼみは老いを恐れ、生きるため各地に根を深く長く伸ばした。ある時は細くやわらかな根先でゆるやかに命を吸い取り、ある時は跡形もなく飲み込み自らを生い茂らせた。
さらには、各地で眠る当主達を自らの血で目覚めさせ、本来当主には発現しないはずの秘めた力も引きずり出した。
そして、自分の子々孫々を、己の根を守らせるため、意のままに操れる____
傀儡に仕立て直した。
俺はつぼみの業に興味はない。ニノ前のように崇拝などもっての外だ。どうかお前達の手で、黄泉に還してくれ」
五輪のは嫌五と似たような力だ。建物自体を属性に変化させている。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Yuma | 作成日時：2023年8月24日 11時
