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幸せが70個 ページ30
A「大丈夫。凶一郎は凶一郎が思ってるような人にはならない。誰よりも強く、誰もが信頼する人になる。凶一郎がいる限り、六美は大丈夫だよ。そんな凶一郎を心から信じる家族もいる。
それに、私は凶一郎の妻として、太陽は六美の夫として凶一郎を支える。安心して」
凶「……ありがとう、A」
こうして、私と凶一郎は眠りについた。
凶一郎side
凶「(…寝てたのか…？栄養剤を飲んでからの記憶が曖昧、だ…)」
横に目をやると、すやすやと寝ている愛しい妻がいた。そして、俺は全裸。
A「…ん……？」
凶「おはよ、A」
A「おはよ、凶一郎」
目を擦りながら、朝の挨拶をするA。とても可愛い。
A「あ、元に戻ったんだ…」
凶「元に戻ったとはどういうことだ？」
A「え、あ、何も覚えてないのかぁ。えっとね…凶一郎が栄養剤を一時的に心身が退行する薬と飲み間違えて、昨日は6歳の凶一郎がいたんだよぉ」
まだ半分寝ているのか、呂律が回っていないにもかかわらず話すA。
じゃあ、6歳のときに着ていたパジャマを着ていたから、元に戻ったときに破れて、全裸なのか…！
時計を確認すると、朝の4時。起きるには少し早い時間帯だ。
凶「朝の4時か…Aはまだ寝てろ。起きるには少し早い」
A「んぅ…わかった…」
再び、Aは俺のベッドで寝始めた。仕方がないから少し寝ようと思い、下着を着てパジャマを着て、布団の中に入った。
結局、9時過ぎまで寝てしまい、六美に起こされた。
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作者名：Yuma | 作成日時：2023年8月24日 11時
