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猫アレルギーの癖に……
なんでだ…
何故、猫を買ってしまった?


いや…可愛くてしょうがない!むしろ惹かれてしまった!
いや、単に飼ってみたかったからだ!

先日、僕はペットショップの値下げしました!という見出しをみて即入店した。
あたりを見渡すとガシガシと叩く音がした。
僕の後ろに積まれていたゲージの中には短い足で必死にゲージの側面を叩く猫が!

可愛い目で訴える猫。
紅く染っている目に僕は惚れてしまった。
でも、店員さんは「この猫…気味悪いですよ?本当によろしいんですか?」と言ってきた。
が、無視して買った。
猫に対して失礼だな……と怒りが湧いてきたのとこんな危険な所に晒しておくのは可哀想と思ったから。

家に帰ると、餌をあげた…たれた耳の内側を見ようとめくると少し傷ついていた。
すぐさま小説の力で傷を治した僕はネットでキャットタワーを購入。

しばらく部屋で僕のいない環境を慣れさせようと部屋をあとにして作業に取りかかった。

数時間後、作業が終わったのと同時にインターホンがなったので外へ出た。

「おっ届け物でぇースっ!」

え、何このチャラそうな宅配屋は……

まふ「あ、はい……」

「ダンボールにサイン、シテクダサイっ!」

サインするところに相川と書くとそれでは!と去っていった。
部屋に戻るとあることに気づく。

まふ「あ……名前付けてないし…大っきいゲージもかってない……あ!さかたんが【俺用のゲージ買ったで!】って言ってたような……!あれまだ…」





まふまふさかたんー大っきいゲージってまだあるー?あったらちょーだい!
となりの坂田。いいよーもしかしてなんか飼うのー?ペットやったら今度見してー!
まふまふ分かったー

ピーンポーン ドカドカドカ ガチャガチャガチャ

まふ「るっせぇ……はーい……」
坂田「やっほー!来たで!はいゲージ!ほなな!」

ゲージを置いて元気よく去っていったさかたん…
あとの問題は名前である。

まふ「……まじで…決まんない……」

僕はAかみかんにしようか迷っていた。

Aは何となく思い浮かんできたから。
みかんはボクが好きだから。あとちっちゃくて可愛いから。

でも……

まふ「Aでいいか……」

『にゃ…ぁ』

まふ「じゃあキミの名前はA!」

『ふにゃぁ…』

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作者名:August.glow | 作成日時:2019年3月26日 20時

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