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店の外は空気が冷えていて涼しかった。





『星、綺麗ですね』



と彼が呟く。私は空を見上げた。





「ほんと、綺麗ですね」







少し歩いて公園のベンチに座った。





『星って何個あるんですかね』




「…人の数あるって、たまに聞きます」




初めて聞いた、と面白可笑しく笑う彼。あ、そういえば名前、なんだっけ。






『ドンヒョクって呼んで』




まるで私の心を読んだかのように彼はそう言った。






「あっ、え、ドンヒョ、ク」






『そう、笑どうしたの、酔ってる？顔赤い』







そう言ってひんやりとした彼の手が私の熱を持った頬に触れた。





「っつめた、…ぇ？」

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作者名：筑前煮 | 作成日時：2023年5月15日 23時

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