志摩ちゃんの悪夢 -警告- ページ42
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久住、と呼ばれる男性は一目で危険だと、体が無意識に感じていた。
下手に動いちゃだめだ、
そう感じた私は様子を伺いながら、私の前に立って警戒心を顕にする伊吹さんと、“久住”の会話に耳を立てていた。
「……燃えるなあ」、
久住の不気味な声が聞こえ、一瞬後ろに感じた気配。
瞬間、抵抗するまでもなく自由を奪われる。
力の差で足がもたれるように引っ張られる方へ動いてしまう。
船に乗り、中に進むに連れて、喉がカラカラと乾いていく。
……なに、これっ
まさか、………クスリ、？
「やっめて！！！」
「Aちゃん！」
伊吹さんの声が叫ぶような聞こえる。
視界が、歪む
「…A…ちゃ……！」
いぶきさ、ん……
彼の声が途切れ途切れに聞こえてくる。
頭が回らない
全身の力が抜けていく
息が、くるしい
「A」
か、……ずみ……
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盗聴器について糸巻さんへ伺えば、簡単に教えてくれた。
糸巻さんから事情を聞いて、すぐに伊吹へ連絡を繋ぐ。
その時の会話が、妙に胸に引っかかっている。
「お前がどこまで聞いたのか知らないけど俺は…」
「なあ志摩」
「俺の話を聞、」
「Aちゃん、泣かせんなよ」
「……は？」
「じゃあな」
「は、おい伊吹、」
なぜ今、彼女の名前が出てくるのか、理解が出来なかった。
伊吹の口から出たAの存在にモヤモヤとしたものを感じながら、聞こえた汽笛の音に、俺は足を進めるしかなかった。
「A…」
嫌な胸騒ぎが、気のせいであればいいのに。
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ツキ - 志摩ちゃんの恋人最高です。志摩ちゃんが熱出して彼女が看病する話書いて欲しいです。 (2020年12月25日 19時) (
レス) id: 63b3a4b8a3 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴアメ - 志摩ホントスキー もう愛してる! (2020年11月15日 0時) (レス) id: 77a7bd0b14 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴアメ - めっちゃヤバい！！ もう好き！！ 全部のお話が控えめに行って最高です！ これからも更新頑張ってください (2020年11月12日 22時) (レス) id: 77a7bd0b14 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - 更新ありがとうございます(*´∀｀*)控えめに言って、最高です！次回作 楽しみにしています！ (2020年10月30日 2時) (レス) id: f931135a32 (このIDを非表示/違反報告)
由羽 - どのお話もキュンキュンしました！意地悪な志摩さん好きです(//∇//)これからも楽しみにしてます！ (2020年10月25日 1時) (レス) id: 7535220b5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむ
| 作成日時：2020年8月9日 19時
