志摩ちゃんと人質彼女 ページ31
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___ 所謂、近隣トラブルとの通報。
一言注意をしてほしいとの通報を受けて交番から1人、私は現場に向かった。
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【 志摩ちゃんと人質彼女 】
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指定された場所に来てみれば、住宅地からほんの少し外れの倉庫らしき建物。
近隣トラブルというから住宅かと思っていたが違ったらしい。
それにしてもやけに静かで、なんなら人影すら感じられない。
…何かが、おかしい。
直感でそう感じた。
嘘の通報、？
でも一体何のために…
ひとまず、本部に連絡を入れようとインカムに手を掛ける。
瞬間、
「…っ！」
すぐ後ろから聞こえたビリッと言う電気が弾けるような音と共に、身体に走る衝撃。
スタンガン…っ？
後ろの気配に気づけなかった警察官としての不甲斐なさと、何をされるのかという恐怖心に襲われるまま、
そこで私は、意識を手放した。
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「警官が事件に巻き込まれた？」
それは、伊吹と共に別事件の捜査に向かおうとしていた時だった。
通報によって現場に駆けつけた警察官が何らかの事件に巻き込まれた可能性があるとの知らせを分駐所で受ける。
「まだあくまで可能性だ。通報を受けて現場に向かったっきり連絡が取れなくなってるらしい」
「通信手段を何者かの手で切られたかもしれねえな」
俺に続いて陣馬さんが深刻な面持ちで呟く。
俺には、ある疑問があった。
「つかなんで警官？犯人捕まる気満々かよ」
「珍しく考えが合うな」
「俺ら相棒だもんな〜！」
肩を組んでくる伊吹を適当に流しつつ、浮かんだひとつの予感。
「警察に対する挑発、かもな」
「は？なんで？意味分かんねえ」
その意味分かんねえことすんのが、犯人なんだよ。
「志摩さん！！」
「なんだなんだ九重、そんな急いで」
「どうした？」
柄にも無く慌てた様子の九ちゃんに、陣馬さんに続いて声を掛ける。
「落ち着いて聞いてください…」
真っ直ぐと俺の目を見つめる焦燥が浮かぶその目に、俺は思わず息を飲む。
そして、九ちゃんが続けた言葉に、俺はドン底に突き落とされたような気分だった。
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「落ち着いて聞いてください…」
「通報を受けて駆けつけた警察官の身元は、
名字A巡査、
………Aさん、ですよね…？」
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ツキ - 志摩ちゃんの恋人最高です。志摩ちゃんが熱出して彼女が看病する話書いて欲しいです。 (2020年12月25日 19時) (
レス) id: 63b3a4b8a3 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴアメ - 志摩ホントスキー もう愛してる! (2020年11月15日 0時) (レス) id: 77a7bd0b14 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴアメ - めっちゃヤバい！！ もう好き！！ 全部のお話が控えめに行って最高です！ これからも更新頑張ってください (2020年11月12日 22時) (レス) id: 77a7bd0b14 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - 更新ありがとうございます(*´∀｀*)控えめに言って、最高です！次回作 楽しみにしています！ (2020年10月30日 2時) (レス) id: f931135a32 (このIDを非表示/違反報告)
由羽 - どのお話もキュンキュンしました！意地悪な志摩さん好きです(//∇//)これからも楽しみにしてます！ (2020年10月25日 1時) (レス) id: 7535220b5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむ
| 作成日時：2020年8月9日 19時
