こころ 38 ページ42
夜月side
犂との演練から１週間が経った。皆の暗さも少しは和らいだと思う。
一番心配していた一期は何かに打ち込んでいるらしく、そこまで暗くない。清光は自分なりに考えたブラック本丸の対処法を書いて持ってきた。今度政府に提出してみよう。清光にもご褒美をあげないとな。
そんな中、燭台切に呼ばれたので大広間に行く。何でも渡したいものがあるらしい。
大広間に行くと皆がいた。いや、燭台切と宗三と一期がいない。これから一体何が始まるのだろうか。
燭「お待たせ主君。さ、こっち来て」
にこにこしながら入ってきた燭台切に言われるまま襖とは反対側の端に連れていかれる。一体何なのか。
燭「いいよ！」
入ってきたのは宗三と一期だ。宗三の持っていた皿に乗っていたのは＿＿＿＿＿＿＿＿
草色の上に小さな白い花のスイートアリッサム、ザフェアリーと呼ばれる桃色の薔薇、ダイヤーズカモミールという黄色の花。まるで皿の上が庭園になったようだ。草色の上に花達が散りばめられている。
夜「これは………」
燭「僕達で作ったんだ。ね？一期君」
『はい。主殿から助けて下さった夜月殿に何か恩返しがしたかったんです。加州殿に夜月殿の好きなものはお餅と自然と聞いたので 燭台切殿と宗三殿と一緒にお餅で作ってみました。』
この草も花もお餅で出来ているのか！？器用すぎないか？
宗「主？」
夜「すまない。あまりに本物の様に出来ているうえにこれがお餅だと言うから、驚いた。ありがとう、とても嬉しい」
その言葉を聞いた燭台切達の顔が明るくなる。良かった、大成功だね、主が笑ってる。いろんな声が聞こえた。
夜「すごく幸せだ。だがな、」
皆を見渡して、俺は柔らかく微笑んだ。
夜「俺にとって一番の幸せは、皆がこうして笑ってくれていることだ。皆が笑っていられるように、これからも全力を尽くそう。素敵なものをありがとう。これからもよろしくな」
少し恥ずかしいが思いを伝えることは大切だ。周りを見渡すと何故か手で顔を覆っていた。
清「うちの主が尊すぎる………！！」
全「「それな」」
皆との絆が深まったのを感じながら食べたお餅の花は、食べたことがないほど甘くて美味しかった。
***********************
どうも作者です！
ここで話が一段落しました！で、続編にいく前に2つほど番外編を書こうと思っています！
何かリクエストあるよって方、是非コメントにて教えて下さると嬉しいです！
よろしくお願いします！
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海菜#*(プロフ) - 分かりました!、あとコメントも送ったので見て頂くと嬉しいです (2018年7月26日 18時) (
レス) id: e5eccce7ac (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - 海菜#*さん» ボードに行ってみました！書き込み届いてるといいんですけど……。覗いてみてください！届いてたらそこで話しましょう！ (2018年7月26日 18時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
海菜#*(プロフ) - ありがとうございます!、じゃあそれでやりましょう(^_^) (2018年7月26日 17時) (レス) id: e5eccce7ac (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - 海菜#*さん» あ、ごめんなさい！ボードのことです！！ (2018年7月25日 22時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
海菜#*(プロフ) - えっと・・・・こみゅって何ですか? (2018年7月25日 14時) (レス) id: e5eccce7ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：埋夜冬
| 作成日時：2018年6月11日 20時
