こころ 25 ページ28
明石side
自分、あまり動きたくないんやけどな。主はんの命令やし頑張るけど。
明「ぅおっ！？」
いきなり足を斬ろうとしてきた刀が見えたので弾く。
明「あっぶな〜気ぃ抜いたら殺されてまうやん」
乾いた笑いを漏らしながら足を狙った犯人を見る。自分の足を狙ったのは骨喰藤四郎だ。
骨「もちろん殺すつもりで狙った」
明「言うてもうたよこの子！おっそろしいわ〜」
仕方ない、仕事をこなしてまた寝よう。
骨「ならすぐに殺そう。ゆっくり休める」
それは自分が瞬殺されてってことやろか？
明「いや、こっちも仕事こなさんと余計働かされるんで！」
短刀、脇差と戦うことになったときの約束がある。それは2対1にさせないこと。死ぬ気でかかり殺す気で戦え。これは主が言った言葉だ。
脇差の役目は足を狙い動けなくすること。つまり狙われるのはふくらはぎや関節。ならそこを守りつつ攻撃していけば勝ち目はある。見るべきは相手の手と目と足の動きだ。見極めて、避けて、すかさず攻撃を仕掛ける。
明「ほな行くよ！」
初めから強く刀を振るう。出来れば瞬殺したいんやけどな〜痛そうな顔見たくないし。
しばらく十字で刀を交えあう。足が一歩前へ出るのを見逃さなかったおかげで下から攻められることに気付き後ろへ下がった。
骨「早く終わりたいんだろう」
明「んなこと言うても、何もせず負けれへんやろ。主はんに良いとこ見せんとサボれへんし、なっ！」
強く一歩を踏み出す。全身を斬って勝つつもりが避けられたせいて脇腹に逸れてしまった。
骨「くっ…………！！」
脇腹を押さえてうめいた。白い手袋が紅色に染まっていく。痛みに歪んだ顔は見たくなかったのに。
それでも刀を握り直しこちらに向かってきた。痛そうだ。降参してくれないだろうか。
骨「…………………うちの本丸には、蛍丸がいる」
明「へ？」
何を言い出すのかと思ったら蛍丸のこと。ブラック本丸に、蛍丸が！？
明「今どないしてる！？」
その隙を逃さず骨喰は刀を弾いた。飛んでいった刀は骨喰の斜め後ろに刺さる。それを取り近付いた骨喰は冷たく言い放った。
骨「折られた」
告げられた言葉に全ての動作と思考が止まる。本体の切っ先が心臓がある場所で止まった。
骨「お前がっ…………主を怒らせたからだっ！！」
声を荒げた骨喰は本体を心臓へ刺した。もはや痛みなど感じない。あるのは、
明「うそ……や、ろ…………」
折られた蛍丸に対する罪悪感だ。
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海菜#*(プロフ) - 分かりました!、あとコメントも送ったので見て頂くと嬉しいです (2018年7月26日 18時) (
レス) id: e5eccce7ac (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - 海菜#*さん» ボードに行ってみました！書き込み届いてるといいんですけど……。覗いてみてください！届いてたらそこで話しましょう！ (2018年7月26日 18時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
海菜#*(プロフ) - ありがとうございます!、じゃあそれでやりましょう(^_^) (2018年7月26日 17時) (レス) id: e5eccce7ac (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - 海菜#*さん» あ、ごめんなさい！ボードのことです！！ (2018年7月25日 22時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
海菜#*(プロフ) - えっと・・・・こみゅって何ですか? (2018年7月25日 14時) (レス) id: e5eccce7ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：埋夜冬
| 作成日時：2018年6月11日 20時
