【twst】もう！どうしてボクが男だって信じてくれないの！？【男主】

信じない理由 104 ページ18

あ"〜〜〜〜〜マジで無理です朝から生身で出るのも嫌だし日向に出るのも嫌だし女子と話すとか厳しい本当に。
そもそもの話そんな激重過去持ちの子を僕に相手させる？ていうか男だらけのこの学園で過ごさせるとは教育委員会案件で草。いや草も生えないって。さすがNRCクオリティ。そこにシビれる憧れるー。

初手で髪の毛に水かけられるところだったし。にしたって本当にザ・女子って感じでますます無理。その髪型どうやってるわけ？
え待って監督生氏の隣にいるのって猫たん！！？？？？！！

「ん？何ジロジロ見てんだゾ？」

「あ、グリムも一緒に自己紹介しようか」

監督生氏はそう声をかけると姿勢を正した。

「初めまして、Aです。皆からは監督生って呼ばれてます。こっちは･･････」

「オレ様はグリム様なんだゾ！将来は立派な魔法士になるんだゾ！」

「はわわ」

んぎゃわいい〜〜〜！！！！
肉球ピンクなの愛い〜！牙見えてる〜！！入学式で火吹いてた魔獣とは思えないほど可愛い〜〜！！

「はわ･･････？」

あ、やべ。

「･･････何でもない」

「さあ一緒に行こう！今日は僕が隣にいるね！」

監督生氏にはオルトを1日つける予定だ。オルトがいれば拙者要らないのでは･･････？なんて思ったし言ったけど却下だった解せぬ。

オルトは学生じゃないし、監督生氏のそばに居ることは許可してもらっている。まあ今日1日我慢することで関わりが無くなると考えれば1日くらいオルトを貸すのも致し方ない。
あとで授業中のグリム氏のデータもらっとこ。癒しご褒美ないとやってらんないし。

――――――監督生氏って、本当に噂通りの育ち方をしているんだろうか。

オルトとニコニコ話している姿は普通に女の子だ。家族や姉、大人という存在を怖がっている割に触られることに恐怖心を感じているようには見えないし。

普通と感じるほどに洗脳が溶け込んでるのか、実は拙者たちの勘違いだったりして？
･･････いやそんなわけないか。毒の草食べようとしてたらしいし。過呼吸になって倒れたってのも聞いたし。

様子は見といてあげようかな。

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