第6話 ページ8
朝ちょうど起きる頃にカーテンが開けられ暖かな日差しを浴び、起きれば食事が用意されていて、スーツはアイロン掛けしてあるのでシワ一つなく、出る時には｢行ってらっしゃい｣と言われる。夜になって帰ってくれば｢おかえり｣と微笑まれ、豪華な夕食が用意されていて、部屋はホコリひとつ落ちていなくて、お風呂は溜まっていて、ベッドはふかふか。
何なんだこれは。帝国のプリンスにでもなった気分だ。自分はいつから王様になったっけ。というか、このイケメン本当にスペック高すぎだろ！！
｢まあその･･･いたたまれないと言うか･･･自分が自堕落になってしまいそうと言うか･･･。なので！休日までこんなに完璧にしなくて大丈夫ですっ！｣
サクヤが居候するようになって1週間経った。平日も休日も綺麗かつ健康的な生活を送ることが出来ている。
だがしかし、この調子だと自分が出来ていたことが全て出来なくなっていきそうだ。
｢休日はちゃんと出来ることは自分でやるから大丈夫ですよ！｣
休日の朝食を食べ終え、今も洗い物をしているサクヤと交代したくて手を出しているのに、サクヤは緩く微笑んで首を振った。くぅ、顔がいい！
｢居候している身でそんな事出来ないよ。それに平日たくさん働いているでしょ？休日はせっかくの休みなんだからずっとベッドにいてもいいんだよ？｣
だから！！そういうところが！！自堕落にさせる一言なんですよ！？
｢俺はもともと家事とか得意だから。好きでやってることだから気にしないで｣
｢眩し･･･｣
キラキラなスマイルを直視してしまった。周りに輝くエフェクトが見える。多分気のせいじゃない。
でも本当にずっとこのままだとダメだと思う。サクヤには待っててくれる人と戻る家があるようだから、そこに戻ってほしいし。
｢それより敬語をやめてほしいな。家にいても敬語なの、辛くない？｣
当たり前だが、新人社員は自分が1番下の立場なのだから誰に対しても敬語だ。くつろぐ場所である家でも敬語なのは、確かにストレスであった。
｢じゃ、じゃあ･･･敬語はやめます、じゃなくて、やめる！｣
早速敬語をつけてしまう。年上でイケメンで有能なので、ついつい会社を思い出してしまうのだ。それに、顔の良さを敬って敬語を発してしまいそうになる。
｢うん。その方が俺も嬉しい｣
なんて話しているうちに洗い物を終えていた。
やっぱりサクヤが有能過ぎる。
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*-七海-*@めぐ民 - う〜ん…泣ける！もう、今我情緒不安定だからww涙めっちゃ出るんやけどww (2020年8月25日 21時) (
レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
*-七海-*@めぐ民 - 埋夜冬さん» なりましょう！(2人は我らが見てるって事を知らないのだな…) (2020年8月11日 23時) (レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - *-七海-*@めぐ民さん» よし！2人で木になりましょう！！！ (2020年8月9日 22時) (レス) id: f9a8d8c7d5 (このIDを非表示/違反報告)
*-七海-*@めぐ民 - 埋夜冬さん» wwwじゃあ、我はその木の枝役に立候補します！！ww (2020年8月9日 22時) (レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - *-七海-*@めぐ民さん» でしょう！？私はめちゃくちゃイケメンな相手にやってるのを見る木の葉役に立候補します！！！ (2020年8月9日 13時) (レス) id: f9a8d8c7d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：埋夜冬
| 作成日時：2020年6月28日 22時
