無理怖い帰りたいよファルぅぅ!! ページ35
魔王討伐をやることになってしまった次の日、Aたちはお城の応接間に来ていた。目の前には紅茶。それからクッキーやケーキなど、お茶会のような品が用意されている。
そして目の前には自分とファルとエルと以外に5人いた。
この状況は何なのか。正解は魔王討伐軍の顔合わせである。
見るからに勇者みたいな人
シスター服の人
黒で統一された服を着てる赤髪隻眼の人
金髪で所々に茶髪のイナズマが走っている人
それからAとファルをお城に連れてきたクルシュがいた。
それぞれが個性的すぎて怖い。雰囲気がもう怖い。帰りたい。ファルがいてくれる事だけが救いだ。ありがとうファル!
「ここにいる皆で全員だよ。これが魔王討伐軍のメンバーだ。まずは自己紹介からしようか」
にこにこと笑ったエルは紅茶を飲んで喉を潤してから、皆の方を見た。
「私はエル・メーリス・レンドルア。レンドルア王国の王子だよ。今回の魔王討伐では全体の指揮を担当することになった。得意魔法は火。よろしくね」
次をどうぞ、とエルの目線はクルシュに移った。クルシュは頷いて皆の方を見る。
「王国騎士団・小隊長のクルシュ・べガルドだ。得意魔法は風。騎士団小隊長として、尽力したいと思っている。よろしく頼む」
クルシュは立ち上がり騎士らしく背を正してお辞儀をした。相変わらず凛々しい姿だ。
クルシュの目が金髪の子に移った。クルシュよりも幼い顔立ちをした子だ。
「王国騎士団小隊隊員、ラナストだ!得意魔法は雷。俺、史上最年少で最速で実技試験突破したから、期待しといてくれよ!」
なるほど、雷属性だから所々の茶髪がイナズマ型になっているのか。自信満々の笑顔が眩しい。
「じゃあ次は俺からいいかな?」
「もちろんだよ」
手を挙げたのは見るからに勇者みたいな人だ。エルがOKを出したので勇者みたいな人は微笑んだ。
「俺はオリオン。英雄の息子だ。父の後を継いで勇者になった。得意魔法は水。よろしくな」
水属性なだけあってか爽やかに感じる。ギルド前にあった英雄像の息子か。とても強いのだろう。
「では次は
シスター服の子が優しい微笑みを浮かべた。綺麗な人だ。
「・・・ヴィーシャ。得意魔法は大地」
赤髪、左目が眼帯で覆われている人はそれきり話さなかった。個性が強すぎてAは場違いな気がしてきた。
ここで明かして大丈夫?王子いるよ?→←だからお前たちは嫌いなんだ
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埋夜冬(プロフ) - ふわふわありすさん» わぁ!ありがとうございます!転生ものにハマってからずっと書きたかったものなのでそんなに褒めてもらえて嬉しい限りです!これからも応援よろしくお願いいたします! (2020年8月2日 22時) (レス) id: f9a8d8c7d5 (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわありす(プロフ) - 初めまして。初期の頃から楽しく読ませてもらってます。オリジナル作品でこんなに面白くて設定がしっかりしているなんて、尊敬します…。文章力も羨ましい限り(泣) 応援しております、頑張ってください!!楽しみに待ってますっ (2020年8月2日 21時) (レス) id: 4a3a7aaa8a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - 千々さん» ありがとうございます!!サブタイトル忘れてることに気付いて慌ててつけました(笑)まだまだ続きますので、これからも応援よろしくお願いします!コメントありがとうございました (2020年6月28日 7時) (レス) id: f9a8d8c7d5 (このIDを非表示/違反報告)
千々(プロフ) - やっぱこの作品好きだなぁ。初期の方から応援させていただいているんですが、サブタイトルだったりお話の展開をものすごく楽しみにしています! (2020年6月28日 7時) (レス) id: df88b28f21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:埋夜冬 | 作成日時:2020年4月15日 6時