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吸血 8 ページ10

Aside

体が少し怠い。頭がボーっとする。寝起きだからかな?昨日、何か大変な事が起きた気がするんだけど………。

『吸血、気持ち良かったろ』

『ん……甘いな』

『そういうことすると、また吸うよ?』

………あ。あああああああああ!!!!!!

布団を剥いでリビングに行く。体の怠さ?そんなの気にしていられない。

ル「おはよ。体、大丈夫か?」

こちらを向きながら微笑む美男子。口から覗く牙に益々昨日の出来事が思い出される。

主「きゅ、吸血鬼…………ッ!!!」

ル「ん?ああ、そうだけど。だから初めからそう言ってんじゃん」

主「本当だなんて誰も信じないよ!!」

何で僕の家に吸血鬼が!?いやそもそも何でこの地球に吸血鬼なんて架空の生き物がいるわけ!?意味分かんない!僕血吸われたよ!?もしかしてもう死んでる!?それとも僕も吸血鬼になっちゃった!?ああどうしよう!!警察に……いやいや警察も血吸われちゃう!ここはこの吸血鬼が街に出るのを僕が死んでも阻止しなきゃ!!

ル「何さっきから百面相してんの?」

主「ひっ!?近付くなぁ!いや待ってごめんなさい止まって下さい犠牲者は僕1人で勘弁して下さい!!」

ああ良かった。止まってくれた。これで犠牲者は僕だけで………。

ル「ぷっ……くくっ!あははははっ!」

ルイがいきなり笑い出した。いやこちらとしては笑い事ではなく恐怖のどん底なのですが………!

ル「あー……腹痛ぇ。ふふっ。いや〜まさかここまで反応が変わるなんて。Aって面白いな」

主「わ、笑い事じゃない!何で吸血鬼がこんなとこに………!」

ル「いや、案外いっぱいいるぜ?吸血鬼だけじゃなくて、人狼とか堕神とか鬼とか」

主「へっ………!?」

はい?どういうこと?ちょっと色々飲み込めないんだけど!

ル「ちょうどいいや。A知りたがってたよな、美香さんと裕二さんの仕事。話してやるよ」

主「え?」

恐怖とかその他諸々が吹き飛んだ。やっと両親の仕事が知れる。

ル「この世界の裏事情も話さなきゃな」

そう言ってルイはソファーに座る。僕はリビングにある椅子に座ってルイの話を聞くことにした。

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設定タグ:埋夜冬 , オリジナル , 吸血鬼   
作品ジャンル:ファンタジー
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埋夜冬(プロフ) - まどかさん» ありがとうございます!ここから戦争ですよ〜!楽しんでいただけたら嬉しいです!コメントありがとうございます♪ (2018年4月19日 23時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - おお、攻撃的な人、きましたね。これから吹き荒れる嵐、楽しみです!頑張ってください!! (2018年4月19日 22時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - 猫さん» ありがとうございます!これからどんどん全面戦争(笑)に突入させていきますよ〜!コメントありがとうございます♪ (2018年3月19日 7時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続き楽しみです!これからも頑張って下さい! (2018年3月19日 2時) (レス) id: e2df0854b1 (このIDを非表示/違反報告)
朱里。(プロフ) - 埋夜冬さん» オーケーです。わぁーい!!!たくさん話せる! (2018年3月17日 2時) (レス) id: 8144e7abed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:埋夜冬 | 作成日時:2018年1月29日 23時

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